国宝とは何物ぞ 

比叡山で修行された伝教大師の「山家学生式(さんげがくしょうしき)」(修行規定)に、 

国宝とは何物ぞ。   宝とは道心なり。 

 道心有る人を名づけて国宝となす。
 
 故に古人言う、
  (けい)(すん)十枚、これ国宝に非らず。 

 一隅を照らす、これ則ち国宝なり 

安岡正篤先生は、この趣旨に共感・共鳴され 

(かす)かなりとも自ら一燈となって、一隅を照らそう。

 そして(せん)(とう)遍照(へんしょう)(ばん)(とう)(しょう)(こく)に至ろう 

と提唱され、同志・道友と共に相約して来られました。


鳥取木鶏研究会も、その道心の同志として更に微か乍らここ鳥取の地に一燈を点じ、

以来、本年をもち満20年を迎えることが出来ました。

今尚、同志と共に安岡教学を学び続け、道の燈を燃やし続けている。

      平成19年4月8日
                鳥取木鶏研究会 代表 徳永圀典