411日 宿命

 生きとし生けるもの、みな意識を持っておる。そして、その意識の発達したものが、「心」、さらに突っ込めば「魂」ということになる。つまり「生命」は性命、心、魂を持ったもの。好むと好まざるとにかかわらず、理由の何たるとを問わず、そういうものを超越した天地創造の中の決まりきった、疑うことを許されない一つの存在である。そして、それは、自分に始まったことではなく、天地自然と共にあるということで、「宿命」ということになります。