414日 自ら信ずる道を

 自分を高めようという衝動も感ぜず、その日その日の生活を、とりとめなく過ごしてゆくことに満足している人々と反対に、あるがままの自分に満足できないで、自分を優れたものに鍛えあげようとして自分自身に多くの要求を課し、あえて自ら困難な問題に当たり、義務を負おうとする。こういう人々をエリートと呼ぶ。

真のエリート達はいつの時代でも、その当時流行した一般の風潮や思想言論などに容易に同調せず、安価な解決案に賛成しないで慎重に力強く、自ら信ずる道を進んでいった人々である。   大和