最近のテレビドラマ 

私は歴史にまつわる物語を好み、テレビドラマでも時代ものをよく見ている。 

昨年の篤姫などは、近年にしては大変よいほうであり視聴率も高かった。 

今年のNHK大河ドラマ「天地人」は、なんとお粗末さんであろうか。 

主役の妻夫木総など、現代的イケメンかも知れないが、最低の主役である。 

わかり難いこの物語を、下手な脚本書きで更にツマラヌものにしている。 

また、宮本信子のナレーションがこのドラマに不似合いである。 

妻夫木総は、武士たるものの味わいが全く欠けている。よくこのような役者を主役にしたものだ。 

眼に湛えられる眼差し、顔面の皮膚に現れる厳しさ、物腰の拙劣さ、一時代前のドラマと比較して格段に落ちる、とても見ておられない代物(しろもの)である。 

ここにも、甘ったれ戦後日本人、モヤシのような男がいるだけである。 

聞く処によるし、妻夫木は人気役者らしいが、私から見れば、噴飯ものの役者で場違いという感じである。 

時代劇専門チャンネルで現在、私が毎夜楽しみにしているのが、平将門を描いた、海音寺潮五郎原作「風と雲と虹」に出てくる主役・加藤剛、緒方拳などと比較したら月とスッポンである。 

このドラマは、筋書きは面白いし時代の様相はかくありしかと、当時の時代相が如実に表現されているから勉強にもなる。 

役者だけではない、政治家、又あの守屋次官といい、指導層の(つら)構えが貧困である上に気迫に欠ける。 

橋下・大阪府知事、森田千葉県知事など、いい玉が出できている。このような人材は必ず日本には存在する。 

大いに暴れまくり国会議員・各種議員など蹴散らかして欲しいものだ。 

権謀術策のみに汲々としている小沢一郎とか石井一など、「(つら)」を見ただけで、信用できぬ、本物に非ず、国家・国民の為になるなど到底考えられぬ。 

彼らは、国家・国民を託すに足る人物でないと洞察できる。私利私欲の人物である。 

犯罪に近い巨額の金を集め、嘯いている、「薄汚れた小沢一郎」など、田中角栄、竹下登、金丸信、の系譜に属した金権亡者である。 

「薄汚れた小沢一郎」を日本の総理にしてはなるまい。  

平成21年4月15日 

徳永日本学研究所 代表 徳永圀典