416日 運命 その三

 運命観を宿命観に陥らせないで、よく運命の中に含まれておる思想的、実践的な意義、即ちこれが義命でありますが、この義命を明らかにして、常に自分が主体的となって運命を打開していく。これが本当の立命というもので、運命観というものは、宿命観を脱して、義命をあきらかにし、常に新しく立命していく、これが本当の意義であります。