417日 運命 その四

 それが案外理解されず、とかく運命観は宿命観になってしまい、運命、運命といいながら、本当の運命をわからない人が多いのであります。そういう「運命を立命」にする一番典型的な原理・原則が易学でありますかせ、易学を修めるということは、要するに人間が、自分の運命を知って、常に新しく立命していく、言い換えれば改命していく、自分の運命を創造、クリエートしていく。自然の造化に対していうならば、レクリエートしていく。人間がこれを継承して維新開発していく、これが本当の易学であります。 易と人生哲学