日本の剣が峰ー奮い立て保守の人々よ 

小泉総理の衆議院選挙の大勝利、安倍総理誕生の流れは、ここ数年間の、日本人の大多数を占める、保守中道の国民の勝利であった。 

アメリカは日本弱体化の路線を占領時代に敷いていた。拉致問題で、目が覚めた日本人は、岡崎久彦先生、渡部昇一先生、クライン孝子先生、櫻井よし子先生等々を筆頭に猛烈に左翼に反撃した結果誕生したのが安倍総理である。 

それは、日本の伝統を守ろうとする勢力であり、またアメリカに押し付けられた戦後レジームの脱却路線である。大多数の日本人が等しく希求するものである。 

これに危機感を抱いた、民主党の一部、共産党、社民党等は、朝日新聞を筆頭にマスメディアと組み、安部総理誕生以来、猛烈に反日、即ち反安部総理戦略を強烈に誘導している。それが成果を生み、安倍政権のダウン・イメージへと操作している。石原慎太郎氏に対抗馬の乱立などはその世論誘導成果である。 

実に嫌な最近の日本の実情を、日本の国を大切に思う良識ある識者ほど、「日本は、もう駄目だ」と投げ出しつつあるように見える。この徳永も今年に入り、その鬱屈した気分に苛まれてきた。もう発言すまいとさえ気持ちが低下していた。 

昨日、大阪の都ホテルでの関西師友会に参加したら、安岡正篤先生の生誕110年祭、本会の50年記念であったが、一般の人々も入れて1100人の大盛会であり意を強くした。
多くの日本人は心の中で我々と同じである。ノイジイなマイノリティだけが反日であり騒がしいのである。
 

古くからの愛国者の知人も、日本はもう嫌になった、と日本を投げ出しかねない人々がインテリほど多いと気がついた。 

これ、これ、これこそ農耕民族・日本人の良いとこでもあるが、この国際化の時代にはそぐわない弱気の資質である。ここで負けたら永遠に日本は、それこそ本当にダメになる。 

北朝鮮・韓国・中国や一部アメリカ人の、狩猟民族的気質の民族は、その日本人を見て「今こそ、叩きのめしてしまえ」と、ある事ないことを持ち出してきた。このままでは、彼らの思う壺となる。 

社民党の、懲りない女党首など、左派は、口汚く獰猛にテレビ向けの反日を撒き散らし誘導し続けている。 

日本の真性・保守の良識ある人々よ。 

ここで黙っていては折角のここ数年の成果が水泡に帰す。 

今回の統一地方選挙、今夏の参議院選挙が、日本の関が原の戦いとなる。 

今、気を緩めてどうなるか、再び立ち上がれ、今こそ最高の闘志で立向かわねばならぬ「日本の剣が峰」だ。 

立ち上がれ、真性保守の日本人よ! 

平成19年3月25日 

徳永日本学研究所 代表 徳永圀典