毛無山
実に素晴らしいの一言に尽きる登山であった。目的の毛無山の「カタクリの花」の大群生は勿論大満足であったが、大山山系を近望できる、雄大な風景は、西日本では、滅多にないものであろう。流石は、大山である。鳥取県が日本で自慢できるものは大山をおいて他にはあるまい。毛無山は北に大山とか烏ケ山の山々を初め周辺の山々を従え、日本海へと、大らかな大地が続き、日本海から、弓ヶ浜半島、そして宍道湖も見える、展望抜群、そしてこの山の稜線には小鳥とブナを楽しみつつ登山できる明るい山なのである。晴れた日には隠岐島も見えよう。鳥取県にこのような、風景があったのかと感動した。まだコブシの花も、山桜、オオカメの花、アセビの花も咲き乱れ、鶯も鳴く「春の一日」に大いに満足した。無念であったのは白馬山へ時間の制約で廻れなかつたが、その稜線が、これまたカタクリの花の穴場だと、帰宅して地元登山家の話であった。秋には、この大山周辺の「雲海」が素晴らしいとのことであった。是非ともと考えている。
親友から、カタクリはスプリングエフェメラル、春の妖精、だと聞いた、私の好きなのは妖精であったのだ。そこで万葉集の中から思い出した。カタクリは、学名はErythronium japonicum、別名はカタゴ,カタカゴ。 万葉集の中の大伴家持の一首があった。
もののふの 八十娘(やそおとめ)らが 汲み乱(まが)ふ 寺井の上の 堅香子(かたかご)の花
平成19年4月24日 火曜日 晴
ポイント | 着 | 発 | 歩行タイム | 休憩タイム | ポイント概況 | 備考 |
鳥取駅 | am7:32 | 米子着10:03−やくも発10:20ー根雨着10:43 | 根雨発110:01−江尾着11:09ータクシー4450円 | |||
サージタンク登山口 | am11:55 | pm12:15 | ここの展望も素晴らしい。昼食。 | 明るい広場、駐車可能。 | ||
うど山 1025米 | pm12:45 | 0:30 | うど山と無法松は同じ場所。 | 明るい樹林帯。 | ||
無法松 | 無法松の南側にあうど山道標がある。 | 一本の松あり。 | ||||
クラゲぶな | 淡々とした稜線。 | カタクリ発見し感激。 | ||||
力岩 | pm13:00 | 0:15 | 大きな岩がありその続きの岩が蔵之助岩 | カタクリの花が点在しだし咲いている。 | ||
蔵之助岩 | pm13:02 | 0:02 | 珍しい巨石。 | |||
カタクリ山広場 | pm13:20 | 0:18 | 縄で囲われた場所にカタクリ群生。 | 周囲の熊笹の中に無数のカタクリ。 | ||
毛無山 1218米 | pm13:38 | pm13:50 | 0:18 | 0:12 | 山頂までの稜線は無数のカタクリ。 | 足元に注意してカタクリ踏まぬこと。 |
力岩 | pm14:25 | 0:35 | 写真を無数に撮影。 | 大山とか烏ケ山の眺め抜群。 | ||
クラゲぶな | pm14:30 | 0:05 | 写真撮影に時間消費。 | 展望をゆつくり楽しむ。 | ||
サージタンク登山口 | pm15:20 | 0:50 | タクシー待ちつつ風景を堪能した。 | |||
武庫駅 | pm16:00 | |||||
米子駅 | pm16:23 | |||||
総歩行時間 3時間5分 |
休憩時間 12分 |
実歩行時間 2時間53分 |