4月29日 陰と陽 その一

 陰と陽について偏見を持たないようにしなければなりません。どうかすると陰は悪く、陽はいい、陽性であるということは、陰性よりもいいというような錯覚をしがちですが、これも非常に危険であります。危険といえば、どちらかと言うと陽のほうが危険です。だから陽には、うそ、偽りという意味があります。とかく世間では、陰が悪くて陽がいいのだと言うようなことも常識になっておりますが大変な誤りであり、また従って非常に危険なことであります。