易を考える

何度も申し上げています、

易は中国人が数千年間かけて思索し生み出したもの。

 

夜は暗闇、明かりは月と星、想像を絶する現代人。

想像力貧困では、易の原点はわからない。

 

原始人に立ち返って哲学が必要、その中から

 

天地の運行、動植物の「いのち」の発生からの推移と死滅の過程を観察したのでありましょう。

そしてこの世の中は、木 火 土 金 水 五行説の発生

 

だから、易には、64卦は、すべてこれらの大自然の運行、生命の発生から衰滅までの過程の施策が見えます。

 

漢字を見ればその過程も理解できる。

 

例えば、 威張る

アザラシとかオットセイの交尾期、物凄い死闘を演じて勝てば全てのメスを自分のものとしている。

威張るの

威   女を囲って、盾で囲い防いでいる。

張   長い弓で対抗している。

 

動く   ウジ虫の動くのと違い

人間が動くのは人偏ほつけるから「働く」となる。

 

易の哲学もこのようにした長い思索と哲学です。

それらを哲学しなくてはわからないのであります。

        平成2943

     鳥取木鶏会 会長 徳永圀典