易を考える
何度も申し上げています、
易は中国人が数千年間かけて思索し生み出したもの。
夜は暗闇、明かりは月と星、想像を絶する現代人。
想像力貧困では、易の原点はわからない。
原始人に立ち返って哲学が必要、その中から
天地の運行、動植物の「いのち」の発生からの推移と死滅の過程を観察したのでありましょう。
そしてこの世の中は、木 火 土 金 水 五行説の発生
だから、易には、64卦は、すべてこれらの大自然の運行、生命の発生から衰滅までの過程の施策が見えます。
漢字を見ればその過程も理解できる。
例えば、 威張る
アザラシとかオットセイの交尾期、物凄い死闘を演じて勝てば全てのメスを自分のものとしている。
威張るの
威 女を囲って、盾で囲い防いでいる。
張 長い弓で対抗している。
動く ウジ虫の動くのと違い
人間が動くのは人偏ほつけるから「働く」となる。
易の哲学もこのようにした長い思索と哲学です。
それらを哲学しなくてはわからないのであります。
平成29年4月3日
鳥取木鶏会 会長 徳永圀典