ファシズムとは何なのか?

 

と問われるとこれが意外に難しいのです。

まぁ、一般的には軍隊的組織がカリスマ的指導者によって暴力的な行動をとる政治思想といったところ。

 

権力で労働者階級を押さえ、外国に対しては侵略政策をとる独裁制。イタリアのファシスト党の活動から起こる。

簡単に言えば「決まったことの反対意見を認めない」って事です。「国家全体で一つの政治思想であることを良しとし,個人主義的思想・行動を否定・制限する考え方」。
国家で掲げた目標のみが肯定され,他の考え方が否定される政治思想。

 

皆さん、意外と難しいですが、少なくとも日本国がそうだとは100%思う人は存在しないのではなかろうか。

処で、2015年、中国では、こんな国家的行事がありました。題して

「抗日戦争と世界反ファシズム勝利70周年記念式典」

この式典で、中国は、「反ファシズム」という言葉を繰り返して強調しました。

世界を見渡して、ファシズム、即ち全体主義と言えば、どの国を思い浮かべるでしょうか。大国では「中国」を先ず頭に浮かべるでしょう。

南シナ海、尖閣諸島で見せる覇権主義、中国は「我が国の領土の保全と平和を守る為だ」と強弁していました。

中国の、この膨張主義に警戒感を示す周辺国に対しては「東アジアの平和を脅かす行為」と、まるで相手のほうが悪いかのような発言をします。戦争ならいざしらず、平和のさなかでも、明らかに嘘ばかりです。そして新聞もそのことを批判しない。

盗人猛々しいとは中国にことです。

中国とは、反対のことばかり平気で言う国であることを認識しておきましょう。

 

極めて具体的な事例が「チベット」です。

チベットという国は、れっきとした独立国家でした。

1950年代から中国はチベット侵略を始めました、名目は「チベットをアメリカの帝国主義から守るためと称していました。帝国主義反対は中国の憲法にも記されています、都合のいい使い方は左翼の常套手段です。今日までに、チベット騒乱で87千人が死んでいます。その後、中国は「チベットの農奴を解放するため」とご都合をしています。チベットは遊牧民です、農奴なぞいません。デモや抗議の声を挙げただけでテロリストとか犯罪者として弾圧しています。これが中国の本質です。

         平成2943

        鳥取木鶏会 会長 徳永圀典