男系天皇の系譜を絶やさぬ改革を

民主党が何もできない理由 勝間和代 評論家 

@民主党が何も出来ない理由

1.「出来るだけ長く権力の座にいたい」と言う人達が執行部を形成している。

2.彼らは、特にやりたい政策もないので、ひたすら自分たちに反対する人達を弾圧することに明け暮れている。

3.党内の権力闘争がメインなので、政策はおろそかになる。よって官僚主導の政策ばかりやつている。(デフレ増税政策、天下り容認政策など)

4.民主党内は、執行部に少しでも刃向かうと干されるので議論そのものが出来ない状況にある。 

どうすれば、政治が機能するようらなるのか。

1.   党内で現執行部に不満がある人たちは、勇気を持って議論すること。

2.   元々政策的にはバラバラな政治勢力が結集して民主党になっているので、この際重要法案に於いては党議拘束を外してしまうのも一計。

3.   解散総選挙で国民の審判を仰ぐ→民主党が壊滅するので、問題解決。

A

1.   経済に於いて最大の問題は、金融政策を軽視し過ぎたこと。小渕財政も日銀のサポートがあれば大成功していた可能性が高い。景気が良くなると日銀は、いつも早すぎる金融引き締めをして台無しにしてしまった。景気悪化は税収不足につながり、財政問題へし発展した。

2.   国の仕組みが、一部特権官僚の独裁統制国家のようになっている。国際的に見れば、人口2000万人以上の先進国においては道州制が導入されており、公的サービスの健全な競争が行われている。しかし、日本は中央官僚の統制が強く、適切な競争による最適化が行われていない。

3.   特権官僚は、ひとたび権力の座に就けば、政策失敗の責任を取らされることなく、ほぼ永久にその座にい続けることができる。公的サービスの競争も存在しない。

4.   マスコミは、権力と癒着し、未だに大本営発表を繰り返している。

→これらを解決する為にやるべきことは、日銀法改正、道州制への移行、公務員制度改革、記者クラブの廃止である。 

B

1.   潜在成長力

若者の雇用を守る必要がある。若年失業問題により、若いころ適切な職業訓練を受けられない人が増えていることは、いずれ日本の潜在成長力に大きなマイナスになる恐れがある。

2.   象徴天皇制

世界でも稀に見る伝統を持った日本の皇室を守り抜いていくことが必要である。皇室典範を改正し、旧皇族の皇籍復帰を認めるなど、男系天皇の系譜を絶やさないように抜本的な改革が必要だ。

3.   家族制度

核家族を中心とした制度は徳川吉宗時代の新田開拓の開拓民からスタートしたと言われている。それ以前は、日本は多様な家族制度を許容する社会だった。いま、核家族という制度そのものが、日本の現状に合わなくなりつつある。江戸時代以前の伝統的な家族制度というのも一つのモデルとして社会が許容していく必要があるのではないか。

4.   文化、芸術

国として特定のアーティストを保護するというのはある種の産業政策であり反対。バブルの頃を思い出して欲しいが、景気が良くなってくれば、アートを求めて多くの人が殺到する。古くは安土桃山時代の堺商人や、江戸の田沼時代に栄えた大商人など、芸術家のパトロンだった。つまり、文化芸術の振興と景気回復はほぼ同義である。