どう観るか中国

世界にとり巨大な存在となりつつある中国、普遍的価値観の異なる中国、軍事力をいやが上にも増大し、一方で巨大にして豊富な資金を共産党独裁で、政治的に求心的に活用して世界の勢力圏を増大している中国。

無視できなくつつある中国の経済的実力を恐怖の眼で観ざるを得ない。習主席の国内統御は、腐敗防止を理由に軍部を統御しつつあるやに見える、江沢民、胡均とう等を敗北せしめつつあるやにも観える。

このまま推移すれば、毛沢東の力量にまで匹敵する権力を確保してしまう。

経済面でき、不動産投機の破綻、経済成長率の低迷、シャドウバンキング破綻、等々経済指標は先進国的に観ればいちバブル破綻して経済崩壊してもおかしくないが奇妙に平静である。

果たして中国は、どこに向うのか・・・。

 

1.            國際決済通貨順位

 【北京】国際銀行間通信協会(SWIFT)によると、国際決済で使用される通貨のランキングで中国人民元が第5位に浮上した。

 中国政府は人民元を世界の主要通貨として認識させ、最終的にはドルやユーロと同じ地位を得ようとしているが、この取り組みがまた一歩前進した形だ。

 SWIFT28日発表した統計によると、全ての決済に人民元建てが占める割合は昨年12月に2.2%となった。人民元はわずか2カ月でカナダドルとオーストラリアドルを抜き、ランキングを2つ上げた。4位の日本円(2.7%)へも肉薄している。

 ただ、国際決済システムにドルとユーロが占める割合は依然として圧倒的だ。SWIFTによれば、ドルの比率は44.6%、ユーロは28.3%、英ポンドは7.9%。

 中国人民銀行は先週、14年の国際決済に元建てが占める割合が25%近くに達したことを明らかにした。

通貨別の為替取引の状況 ドルとの取引が全体の

為替取引に占める割合

米国 ドル43.2  ユーロ18.5  日本円8.36.4 英ポンド7.55

 

中国の投資高 平成14

 156ヶ国の外国企業 6128社へ 121255億円

     ―――日本の13年の直接投資の91パーセントに相当

 中国の直接投資累計 14年末で76兆円

 

今や、世界各国は、中国マネーらより支えられている。

債務危機に喘ぐヨーロッパを支援し、米国債の最大の保有国、

日本にも多くの資金を投入している。

 円は二年前から45パーセントも暴落している。――円安のこと。

 日本は全てがバーゲンセール、東京都心の憶ションは一部屋でな  

 く、一棟買いだと中国人実業家が北京で言うでいる。

 

日本の金融緩和は米国を越える。日銀の追加緩和で

日銀のマネタリーベース即ち資金供給量は350兆円を突破している。

15年末にはアメリカ連邦準備の400兆円を越えると言われている。

 

世界は渾沌としている、日銀の金融緩和の出口は見えない。

6月にはアメリカがマネーのパイプを閉めると予想されている。

ギリシャ問題も残っている、EUも不確実、中国も見通しできぬ、

日本だけ良さそうだが外的要点でどうなるか不明。

 

再び、中国の野心、中国の夢に関して

アメリカの腹、カリブ海への中国の野心

ニカラグア運河計画6兆円投資、これが出来ると中国の物流システムがアメリカを凌駕し脅威となる。

ベネズエラの中国傾斜、カリブ海の島を買うとの予測。カリブ海で米・中・露の熾烈な駆引き。

だからアメリカがキューバと国交回復したとさえ。

 

中国による世界物流システム構想

1         シルクロード経済帯 北京―西安―重慶― 

2         新欧州國際鉄路――北京―西安―重慶―ベルリンーパリーー 

         ベルリンーパリーーロンドンーロンドン

3         欧亜鉄路―満州里―シーハバロフスクーモスクワーベルリンーパリーーロンドン 

4         中亜鉄路――北京―西安―重慶―トルコーベルリンーパリー 

ロンドン

5         中カナダ鉄路―満州里――ハバロフスクーアラスカーカナダ 

6         海のシルクロードーー福州―広州―ハノイーパンコクージャカルターーバングラデシュースリランカームンバイーカラチーオマーンーソマリアーケニアーーエジプトートルコ

7         両洋鉄路――ペルーチンボテーーブラジル

8         ニカラガ運河――カリブ海周