鳥取木鶏会5月例会 講話

日本のエネルギー問題

仄聞だが、日本原子力研究開発機構が開発を進めている、高速増殖炉「もんじゅ」で、ナトリューム漏れで停止してるが、成功すれば、「日本のエネルギー問題は千年単位の解決」と言われる。知見を総動員して成功させたいものである。 

福島原発問題

1.    菅直人のイデオロギー的操作で原発は停止した。為に日本は一日100億円のムダが発生、火力発電で年間34千億円が流出中。円安で200億となっているかも。

2.    福島原発は、津波では非常用電源が失われたのみであり、静岡の浜岡原発まで停止する必然性は知見的にははなく菅直人のイデオロギー的指示による。

3.   広島の原爆被災では、2ヶ月後に爆心地に市電が走り、住民はみな戻っている。除染もしておらない。世界的に著名な遺伝学の権威が何十年もの追跡調査をしているが広島県民は周囲の県民より長命でガン発生率も低いと言われている。福島問題は、民主党政権が、この知見をないがしろにし、菅直人のイデオロギー的指示権発動である。不必要な避難を強制した民主党・菅直人であろう。

4.   東北大地震後の外国の原発の動向

1.    日本と反対の動きが見られる。この大地震で、福島原発は電源が使用できなかっただけで、原発本体に少しも異常が発生していないことがわかった。女川原発では地域住民が宿泊したくらいであった。

2.    アメリカは、この事態を確認して、スマイル事故以来中止していた原発の復帰を決定し東芝とか日立に原発建設を依頼した。イギリスも同様。韓国は日本が原発受注を止めたので対外受注を引き受けた。に本は世界一安全な原発を作れる唯一の国だ。

5.   鳥取三朝温泉の放射能ラドン

全国平均の三倍あり、一時間当たり0.15マイクロシーベルト(年間1.2ミリシーベルト)の放射能に相当。

日本人は一人当たり年間3.73シーベルトの放射線を浴びている。200ミリシーベルトを越えると健康に被害があると言われている。

6.   福島県・の放射能

帰宅困難区域 50ミリシーベルト

居住制限区域 20-50ミリシーベルト

避難解除準備区域 20ミリシーベルト

人間は年間100ミリシーベルトが身体に一番良いとはラッキー博士の研究成果。

オックスフォード大学の核物理学、医療物理学の権威・アリソン教授は

「避難区域の規定に使われた線量レベルは余りに低すぎ、退去の必要のない大勢の人が避難を余儀なくされた。国民の権利を侵害する社会経済的「手術」の基準は、相対的に設定すべきであり上限1200ミリシーベルトあたりが妥当だろう。 

7.   もんじゅ成功で経済強化を 脱原発は日本の危機

もんじゅの成功を狙い経済強化しなくては日本は取り残される。韓国のサムスンは何れ軽電機でありベトナムなどに負ける。韓国は重電に活路を見出したいのだ。日本が原発をやめるので、技術者の引き抜きを始めている。 

活断層問題  問題の本質は

  地震が起きても原子炉は大丈夫かを審査すべき場所。

  活断層があったら稼動を認めないの審査をする場所ではない。

知見

1.活断層かどうかではなくて、放射性物質が洩れるリスクがあるかどうかだ。だが、その議論がない。規制委員会の議論は科学とは言えず、小説の世界だ。

       東大原子炉工学・岡本孝司教授 

2.活断層が危ないというのは風評で、原発反対運動の口実として使われている。活断層が動いても原発が大きな災害とならないよう工学的対応を進めなくてはならない。

       首都大学東京・山崎晴雄教授 

メデイアでも、政治でもそうでありますが、日本人は感情的、ナイーブ過ぎて、知見の活用ということを無視する非科学的な要素が高すぎる。 

3. コリアと日本の一部メデイア

民主党はコリア系か、コリア人の手の回っている人が三分の一を占めているらしいと渡部昇一先生も指摘しておられる。民主党菅政権の原発関係対策は、コリアに有利なように行われたと推察するむきもある。危険千万な民主党勢力である。

日本のメデイアの論調を信用してはならない。反日、反政府、不勉強がウヨウヨ存在している。 

原発問題では格別に知見を尊重しなくてはならないのであります。日本の技術は世界一、東北大地震や津波でびくともしなかったのである。だからアメリカやイギリスや韓国も日本の原発技術を活用しているのだ。           

平成2557

       徳永日本学研究所 代表 徳永圀典