人間同士が結ばれる。

           そのご縁を大事にしても、そのご縁から色々なことが起こる、

また起こす。

出来たご縁を当人同士で、良くもすれば、悪くもする。

問題は、縁を結ぶよりも、寧ろそのご縁を、

(まっと)うして行くと言うことが肝要である。

ご縁を尊ぶ 

広く良い友達を持つ、接触面を豊かにする。

自分の専門外、異業種の友人を大切にする。

その上で、何と申しても、書を読まねばならぬ。

聖賢の書は人智の結晶であり、座右の書を持つがいい。

さすれば、書物から、友から、色々の刺激が与えられ、

示唆を得て、自己を絶えず磨くことが出来る。

                      岫雲斎