現象とは、本質の表面的な現れである。
本質は姿を隠してなかなか姿・形を見せぬ。
そして表面的には様々な現象を見せる。
その現象に右往左往し心を撹乱させてはならぬ。
本質を洞察することが頗る肝要である。
その方法は、歴史や古典を物差しとした直感である。
本質と現象
現代のマスメディアは、純粋商業本位であり、
不勉強な上に、社会の木鐸性を著しく欠いている。
彼らは、現象面を徒に無責任に追うのみである。
現象は一過性に過ぎない、これををバブルと言い、歴史の泡沫である。
常に、本質は何か、と言う視点を忘れてはならぬ。
岫雲斎