出版記念講演会  平成25511

於湯梨浜町 於アロハホール

      「鳥取県教育関係神職協議会」
         「日本会議鳥取中部支部」

              「教育を考える鳥取県民の会」 共催

時局講演「日本人の誇りと自信を取り戻す33話」 

日ごろから申しあげておりますように中部大好き人間の徳永であります。

鳥取県中部の知性と申しあげてよい皆々様、鳥取県にしては豊かで、広大な大山山麓で、悠々とした大地の中だからこそ皆様のような健全な知性が育っているのだと思うものであります。

今日は、愚著の発刊を機に熊坂会長、河合先生の肝いりで、こんな嬉しい会を持って頂いて感激しております、友情と強い連帯を覚えるのであります。

先般、鳥取市文化ホールで講演をしましが日本海新聞でご覧になられた方もおありの事と存じます。

鳥取県の知性であり、見識高い皆々様にご披露するようなものは私は持ち合わせておりません。

ただ、常日頃、考えておりますことを今日は、改めて、気楽に断片的に、お話してみたいと思うのであります。

 

最初に新著の宣伝をさせて下さい。今回は四冊目の出版でありますが、70才ですから12年前、最初に出版した「平成の大乱」を読んだ人が先日、鳥取の講演会に出席していました。

徳永さん、予言が当っていましたね。言われた通りになりましたねでした。

今回の本の書評に、こんなのがあります。何れも5星マークで図書館とか学校に置いておくべきだというのが多いようであります。

 

日本人として知っておくべき歴史や事柄、心構えなど、かなり分かりやすく、言葉を濁すこと無く解説されている。
右派や保守派のみならず、日本人としてまっとうな認識を持つために大切な書だと言える。田母神俊雄、中條高徳、渡辺昇一などの本と一緒に並べておきたい!
この本は地元の書店で手に入れたのだけど、このような方が鳥取におられることに対しても誇りに思える。
鳥取のみならず日本の皆さんにも(もちろん外国の方にも)、読んでもらいたい!

 

理路整然で、分かりやすい日本論、学校の図書館に置いておきたい。
筆者は旧住友銀行入行後、10年間外国との取引をしてこられた、国際人でもあると推察できる。その人だからこそ、美しい日本の歴史や日本人論に説得力がある。あっという間に読み終えることができるほど優しく書いてあるが、読後に爽やかな清涼感に包まれたような気がした。
 「学校では決して教えなかった!!」表紙に記してあるが、これからは学校の図書館に置き、児童生徒に教えるべきことであるとつくづく思った。

 

本書は、分かりやすい事実を元にして、日本人を覚醒させる良書である。特に、II章の「敗戦の呪縛から脱却すべし、III章の世界に誇るべき日本の武士道精神を若者はどう感じるであろうか。是非とも読んで貰いたい本である。

 

日本という国に生まれて、良かった。日本という国の素晴らしさを気付かせてくれた。私のつまらないレビューよりも、ぜひ、この本を手に取って、読んで下さい。

 

徳永様のご著書「日本人の誇りと自信を取り戻す33話」を近くの書店で購入、読ませていただきました。今まで知らなかった日本のことがたくさん載っていて、わかりやすく、そして面白かったです。学校図書館にぜひおいておきたい本ですね。徳永様の外国新聞の読み方が楽しいもので、さっそく真似させていただくことにしました。

 

さて、幕末のこと、ペルーの脅しで開国させられた日本。彼らは、万国法を振りかざして、押し付けてきて日本に開国を迫りました。国際法のことです。金科玉条にしてきた彼らの万国法はここ500年間の欧米諸国の富と繁栄の源泉であります。

 

そして初代アメリカ全権大使ハリス、その通訳をした、ハリスの片腕として日米外交交渉に参加したのがヒュースケン。とても親日で鶴という日本人女性と結婚し子供もいた。彼は、薩摩藩の攘夷派に暗殺された。残念なことをしたものだ。

 

その彼の言葉を知るがよい。開国談判の交渉をするハリスの通訳です、多分、大ウソとハッタリを言っているのでしょう。日記にこんな事を書いています。

 

「いま私が、いとしさを覚え始めている日本よ、この進歩は本当に進歩なのか? 

この西洋文明は本当にあなたの為の文明なのか?

この日本の人々の質朴な習俗と共に、その飾り気のなさを私は賛美する。

この国土の豊かさを見、至る所に満ちている子供達の愉しい笑い声を聞き、どこにも悲惨なものを見出すことが出来なかった私には、おおも神よ、この幸福な情景が今や、終わりを迎えようとしており、西洋の人々が彼らの重大な悪徳を持ちこもうとしているように思われてならないのである」。

ヒュースケンの感動

それは、富士山を見た時の彼の感動である。

「谷間におりて、天城の山頂に去来する雲から外に出ると、田畑がひらけてくる。やわらかな陽射しを受けて、うっとりとするような美しい渓谷が目の前に横たわっている。とある山をひと巡りすると、立ち並ぶ松の枝ごしに太陽に輝く白峰が見えた。それは一目で富士ヤマであることが分かった。今日初めて見る山の姿であるが、一生忘れることはあるまい。この美しさに匹敵するものが世の中にあろうとは思えない。(中略、続く)

「ここでは、稔り豊かな田園の只中に、大地と齢を競うかのような松の林や、楠の老樹が帝国の古い神々の祠堂に深い影をさしかけるところ、豊かさと清けさのこの殿堂を背後から包むようにして、たぐい稀な富士ヤマのすっきりした稜線が、左右の均整を保ちながら高く聳えたち、清浄な白雪は夕日に映えて、恰もコイヌール(大きなダイヤモンド)のように、青い山肌を薄墨色にかげらせている。私は感動の余り思わず馬の手綱を引いた。脱帽して「素晴らしい富士ヤマ」と叫んだ。頭に悠久の白雪を戴き、緑なす日本の国原に、勢威四隣を払って聳え立つ、この東海の王者に久遠の栄光あれ!」と讃えている。

 

幕末の日本人の素晴らしさに感動しているのです。西洋文明の欺瞞性をこの美しい日本に持ち込むのを通訳が恐れているのです。

 

実は、大使のハリスも農村、漁村で暮している日本人の素晴らしさに感動しているのです。

日本人の美しい生き方にです。

見た目はボロを着て、貧しいけど、全員が、礼儀正しく、礼節をわきまえている。土地も余す所なく開墾されて秩序正しい農村。

日本人には貧しさが他国のように、不潔や犯罪につながっていないのに驚嘆しているのです。

世界のどこを見ても、庶民が、これ程豊かに暮している国はない」と感想を残しています。

 

当時世界最大の都市・江戸も美しい市街地でした。

バリ、ロンドン、当時は産業革命でかなり工業化が進んで豊かな文化を築いていましたが一方ではスラム街も形成されて貧民の人権抑圧が見られた。ハリスはそれを見ていたのです。

処が世界一の人口の江戸の八百八町は、どこにもスラム街がなかった。

素晴らしい秩序ある国家を形成していたのです。

 

私は、幕末を色々研究した時期がありました。幕末に来日した西洋人は、日本人の美しい姿、日本の美しい風土に感動しています。日本人が聖人に見えたと述べている人もいます。(逝きし世の面影 渡辺京二 平凡社ライブラリー)

 

それ程優れた社会を築いた日本の良さが、ヒュースケン指摘のように、明冶の欧米化政策により失われてしまい、さらに対米敗戦により日本の良さが根底から無くなりそうになっているのが現代であります。

 

私に言わせたら、ここまで国際化し生きてきた日本は、生きて行く上で止む得ないが、TPP参加で、余程、心しないと日本文化の劣化の始まりで、外国人並みへと日本人の低レベル化が進みましょう。なぜなら安いだけの彼らの基準へと水準低下してゆくのは必然だからです。

 

日本人は、要するに、明冶以後は、西洋の実用的な知識や技術ばかり求めて日本文化の根源にあるもの、物事の本質を考えないできた結果が今日の日本になってしまったのではないでしょうか。

 

明治時代にも、それを警告する日本人は存在したのですが、技術と法律のみ受け入れればよいものを、新しものの好きな日本人がのめりこんで、入れあげてしまいました。

明冶の廃仏毀釈なども行き過ぎで伝統祭儀に秘められた意味を喪失してしまいました。然し、明冶以後の国学は、大和心とか、日本精神という日本源泉思想を伝えたから我々も学べたといえると思います。

 

さて、平成24年の昨年は、あの太安万侶が古事記を献上してから1300年目でした。

今年は伊勢神宮の遷宮、出雲大社と熊野大社でも御遷座があります。この三つが重なるのは百何十年に一度しかないそうですから、今年は安倍内閣であり、いい風まわしになっており、民主党でなくて良かった。

誠に、神風、天佑神助の思いを持つものであります。

 

巷には古事記や日本書紀、伊勢遷宮の本が溢れています。また日本人論、日本論が溢れている。

レベルの低いチャイナ、コリア、野蛮なロシアが、国家観の無い、民主党内閣の為に踏み込まれて日本人を覚醒させました。

 

それもありますが、本質的には、伝統的に繰り返されてきた日本の大地震、平成23年の東北大地震が契機でありましょう。

私は、この災害から、日本人は覚醒したように思います。

 

今回の私の出版は、完全商業出版ですが、この種の日本人論、日本論はもの凄く出ています。東北大地震以後と思われます。

ちなみに私の本は、数万ある日本人論の中で最高6位から30番くらいを一流の著者の中で健闘しています。

 

これは、日本人が目覚めつつあるなという現象です。日本と言う国家・風土の素晴らしさ、日本人の先祖の残した宝―日本人の価値観に目覚めたのではないか。

戦後は、あらゆるものの判断基準が「損か得」かの経済基準のみとなり大切なものを失った。金銭より大切なものがあるのを再発見しつつあると思いたいのであります。

 

こういう時に遷宮ですから、日本という国は実に感動的なものがあります。叡知ある祖先を持っていますね。若い人々を日本人として覚醒させるものがあります。伝統文化を蘇生させる力をまざまざと見せる。最近は伊勢ガールとか、言うならば「お伊勢参り」の21世紀版でしょうか、無いよりましであります。

 

先日、ユーチューブで、韓国人町の東京の大久保を街宣するデモ隊を見ました、1000人以上、30代の若い人々が多かった。ガスがたまっています。日本人が本気になってきたなとも思えます。不甲斐無いのが老壮年にありますけどね。

 

さて、私は予てから、戦争に負けるという実感を日本人は肌感覚で知らぬから平和ボケになっていると思うのであります。

国が落ちぶれるとは、どういうことでありましょうか。考えられたことがありますか。

日本は、これまで経済がtoo big だったが為に世界から無視されなかったのが、変わるということです。

経済力があるから世界から声をかけられていたが、様々な数値がドンドン悪化すると民主党内閣のように近隣諸国から馬鹿にされました。

先日、大学生たちと話しました。彼等にしてみれば、物心ついた時には景気が悪く、就職氷河期だった。

そんな彼らですから、私に「日本がクラッシュすることは本当にあるのですか?」と聞いてきたんです。悪くなっている現実感がないのです。

歴史を学んでいれば、国が落ちぶれるとは、どう言うことなのか。戦争が起きたらどうなるのか。負けたらどうなるのか、などが分かります。

然し、彼らは学んでいないので、落ちぶれるとはどう言うことか、よく分かっていない。

いつまでも、水や空気、太陽が目の前にあるのと同じように、千円札や一万円札が同じ価値で通用すると思っている。パスポートを持ってチケットを買えばどこの国にでも行けると思い込んでいる。

パスポートが通用するのは、その国に信用があるからです。もし信用が無くなれば通用しない。

「日本が駄目になったら海外に逃げる」と言っている人がいますが、最初に逃げ出すなら兎も角、駄目になったら海外に逃げることも出来なくなることすら分かっていない。

国あっての個人を忘れている。

国の信頼が堕ちれば何も出来ないのです。

いつの時代でも若い人は出てきます。年老いた人だけで解決できる訳がありません。知らないからこそ歴史を学び、教訓を得て政治を行う必要があるのですがそれをしてこなかった、歴史を学ぶ事をしなかった事が大きな原因であります。

日本は島国であった事、戦勝国がアメリカで先進国であったこと、もし、ソ連や中国が分割占領していたらとぞっとします。

私は昭和20年、鳥取一中で一人陸軍幼年学校に行くことが決まっていた。敗戦して、ソ連が攻めてくるとの噂を町で聞き肌感覚で敗戦の恐怖感を覚えた。

豊かな国・アメリカの進駐軍は気の良いものではあった。敗戦して残酷な目にあっていないでしょう多くの日本人は。食糧難があったけどアメリカのお蔭で餓死も出なかった。略奪を韓国人などがしたがアメリカの兵隊はしなかった。多くの国民は生命の危険なく平和へと移動していった。

 

然し、日本内地でただ一人、敗戦により命をかけたお方がおられた。

昭和天皇です。昭和20815日敗戦した直後のことです。

マッカーサーが日本にやってきた。敗戦国・日本の元首・天皇は挨拶に行かれた。9月であったと思う。

 

二人の会見の写真を見て、当時の日本人は驚愕し度胆を抜かれた。神様と信じていた天皇が、新聞の二人の写真を見た、天皇は礼服で直立不動、マッカーサーは開襟シャツで、天皇は両手を両脇に揃えておられるが、マッカーサーは両手を腰に当てているではないか。

 

会見の模様、当時は、国民は知らなかったが分ってきた。

マッカーサーは、「昭和天皇は命乞いをしにくる」と思っていた。だから最初から物の言い様は、

I TELL THE EMPEROR、と敬語さえ使わない。

 

処が、天皇は

「全ての責任は自分にある」と仰った。どう考えても立憲国家の天皇に全責任があるわけはないのに、

「政治家や兵隊たちは、自分の指示で動いただけで、彼らに戦争責任はない。だから私一人を処刑して欲しい」とまで仰せになられたのです。

 

だから、マッカーサーは日記に書いていた。

昭和天皇に「神を見た」と。

彼は、もともと皇室を廃止するつもりでいた。だが、この会見後、「皇室は残さねばダメだ」と一変した。それも「国家元首として残さなければダメだとまで言う。

マッカーサーは天皇と会見するまでは軽く見ていたのです。開襟シャツ、しかも出迎えに行かず、司令官室に呼びつけていたのです。

多分、足を組んで、パイプをくわえて待っていたのでしょう。

処が、帰りになると、見送りに車寄せまできちんと見送りに行きます。

しかも、会う前は、先ほど言いましたように

I TELL THE EMPEROR、つまり

「私は天皇に物申す」という態度であった。

処が話の途中から、YOUR MAJESSTY、

つまり「陛下」に呼び名が変わった。最後には「神のような帝王の姿を見た」となったのであります。

有り難い昭和天皇、正に神様です。こんな帝王は世界には存在しなかった。

これくらい、戦争に負けたという実感を味わったのは天皇しかいない。国民の大半が、こんな生死をかける体験をしていたら敗戦の無念が子孫に伝わらず、こんなヤワな日本人ではなかったのでありましょう。

 

だから、いついつまでも平和ボケが残っているのです。第一次大戦の敗戦国ドイツとか、その他の国々の敗戦国は非道なものであります。日本はその体験がないからいつまでも憲法すら変えられないできている。

 

処で、アメリカは報復裁判の東京裁判をやり絞首刑にしました。立派な多くの将軍たちを。無実の方をも。

日本がロシアの勝った時、乃木大将はロシアの将軍ステッセルと水師営で会見した時、昨日の敵は今日の友と言いました。武士道です。

アメリカは歴史が浅く、中世を経験していないから、日本の武士道、ヨーロッパの騎士道がないという国だったからだと思います。

残念ですね、戦争に負けたということは、私は今でも、1223日ですか、昭和21年の朝、若桜街道で、ラジオ放送のデスバイハンギングの声が耳に焼きついています。この日は皇太子殿下、現天皇の誕生日でした。アングロサクソンの手法は残忍です。中国の過去の墓を暴く国民性と同じものを感じます。

私の会、鳥取木鶏会で、いつも申しておりますのは、

敬により敬に終わる会、それは礼により礼に始まる会だと申しております。そして、長幼の序を重んじるとも申しております。功なり名を遂げた立派な方々が多いのでありますが、26年目となっております。

 

最近は、本当に礼節を知らぬ人々が多く、我々の年代はフラストレーションを覚えているのであります。

例えば、会議でも法事でも、人を招いておりながら上座も下座も知らぬ日本人ばかりとなった。平気で招いた本人が上座に座っている。

日本文化の気配りの最たるものなのですけれどもね、

昔の日本人は、年長者には敬意を払うもので私などには身についております。それなりの敬意と一歩譲る心構えがあります。だが、戦後は間違った人権意識で年長者はフラストレーションが出来ている。

企業とは、ゲゼルシャフトの世界、利益追求組織であります。ゲマインシャフトではない、それは、経営者の人物が必ずしも立派だから社長、専務というものではない。利益追求組織の価値観であります。

 

戦後は社長、社長となった。年収で評価する基準になったから日本人は不幸せになったと言える。

昔は、息子の年収が父親より十倍あっても父親は父親として尊敬していた。そこが日本人として良い所なのでありますが、行きすぎた合理主義の蔓延で日本人の価値観が大きく変わった。

ブータンの国王が見えました、あの素朴な民族衣装で、にこにこして合掌してお辞儀される姿を見て、爽やかな本物の人間を見た思いを抱いたのでないでしょうか。ブータンは日本ほど物質的に恵まれていません。でも国民の97パーセントが「幸せ」を感じている国なのですね。幕末の日本人のようです。日本人は矢張り明冶以降、西欧原理に毒されて大切なものを喪失しているようであります。

 

人権問題など全く逆であります。輸入した人権の定義を学ぶから奇妙な人権感覚が蔓延しております。人権の本場のように言う欧米でありますが、

第一、日本が対米戦争をしたのは第一次大戦後の彼らの日本人とか黄色人種への差別が原因です。

第二、そして、アメリカとフランスとかは難民で国家が構成されています。実態は階級社会で物凄い格差がある。アメリカなど数パーセントの上流階級?ワスプ-が富の7-8割を占めるような国です。下層階級の国民は、せめて人並みの生活を、人権をというのが、日本に輸入されているヒューマンライトの思想であります。

第三、日本人など皇室の新年の「歌初め」のように万葉時代にも無名の民の歌を採用したり、国歌の君が代ですら無名の民の歌ではありませんか。

彼らの人権概念とは根底から違う。

人権の本質は、人間としての存在、人格の尊厳に於いて人間平等と言うことでありまして、現在風靡している人権思想は実に間違っておるのであります。

 

先ほど、明冶時代以後、日本の根源にあるもの、物事の本質を考えないできた結果が現れていると申しました。具体的には色々あるのであります。

 

大体、物事の本質と言うものは、現象的には、色んな現象で現れてくるものです。

多くの庶民は現象に振り回されて生活している。

例えば、社会現象など、現象だけみていては本質が分らない。多くの国民は現象面だけみて付和雷同する、メデイアなど馬鹿だからその現象だけ毎日追いかけるだけ。本質は何かということを追求しようとしない。

だから行き当たりバッタリとなる。

 

一番端的で分かり易い事例がバブル時代の企業の各付評価のことでした。メデイアはそのお先棒さえ担いだ。山一證券の倒産などはその影響を受けた。

 

歴史にもバブルという現象があります。歴史の泡沫に惑わされているメデイア、国民、近年では、民主党政権でありますが、あれはメデイアが煽った結果です。

 

安倍第一次内閣に恐れを抱いた反日メデイアが裏面で徒党を組んだと私は見ています。日本経済新聞の論説副主管の田勢氏の論説私は逐条反論してホームページに掲載しました。安倍総理をこきおろしていましたる。全く当っていない。

 

鳥取では田村耕太郎君などは最低な選択をしましたね。これは岳父の責任でしょうが鳥取ではもう彼に投票する人はおりますまい。民主党の本質を知れば早晩行き詰まると思えました。

本質を知るには、歴史を学び、古典を学び、先人の叡知を学ぶことでありましょうか。さすれば自ら見通せるものがあるように思う。

 

余談がすぎました。

 

さて、この本の内容は、私が20年前から発言を続け、警鐘を乱打してきた内容です。私の主張は10年位前には、こんな事を新聞に書いていいのかとか、鳥取にもどえらい人がいるものだとか手紙が来ていましたが、近年は世間もまともになり、私の意見に近づいてきた感じであります。

でありますが、現実はドンドン先に進み、遂に日本は予測通り、政治経済外交ともに、国家的危機に直面してきました。

チャイナは、全軍に戦争準備の指令を出しています。

 

今、起きている尖閣危機は、一触触発、当に元寇。

「第二の元寇」でありましょう。(1274)

中国軍艦のレーダーの照射が東アジアの情勢を一変させました。13世紀(12741281)の元寇は奇跡的に二度とも神風が吹いて無事でありました。

 

今回の尖閣問題は、日本最大の国難的危機でしよう。

皆、なんでもないような顔をして日々暮らしていますが、これアメリカのお蔭なんですね。

日米同盟があるから、ノホホンとしている。

もし、同盟がなければ、日本はどうしているだろうかと想像されたことがありますか。

いい具合に安倍内閣でよかった。民主党でなくて良かった。

安倍さんのお祖父さん・岸信介総理が命懸けで日米同盟を締結しました。左翼の社会党や共産党や反米群集が国会議事堂を二重三重に囲んで命懸けで締結しましたね。死者もでた。

そして副総理の麻生さんのお祖父さん・吉田茂総理が作った自衛隊で国家が守られている。

二人とも、民主党の議員と違い、国家観が確りしている。この二人の総理の孫が、この国難に当っている。

不思議なご縁を感じます。

この尖閣問題、これは、世界史的に考察すれば、

欧米を中心とした現在の世界秩序への挑戦であります。

 

皆さん、先ほどの万国法、という言葉、幕末の武士が、右往左往して欧米諸国の振りかざす万国法に翻弄されましたね。幕末に日本はペリーに、この万国法を飲まされて、近代国家ではない日本だからと治外法権を許すなどを不公平な和親条約を締結させられました。

無知と彼らの法網を潜る詐術にやられて日本の金を初め富が大きく流出し国民は貧乏しました。

この為は、明冶日本は総力を挙げて欧米風の国家を目指し遂に40年かかり明治末に難交渉の末、条約修正をしました。その間、国民は苦しみ、日本の富は大きく海外に流出してしまいました。

 

万国法とは、現在の国際法のことです。日本人は、それを当然として守り、国をあげて遵法に今日も邁進してきました。その国際法に基づいて取得した尖閣を、中国の領土だと武力で迫る野蛮なチャイナの「無法」、「ゴリ押し」であります。

20世紀の覇権国・アメリカも弱まり世界覇権も揺らいでいる。中国は歴史的に台頭して、経済も軍備も充実してきた。

中国が数百年間弱体化し、眠っている間に白人が作ったその万国法こと国際法(1648)を、中国法にする千載一遇のチャンスと思っているのでしょう。

こんな話は、まだメデイアも誰も言っておりません。私だけであります。

 

そういう観点に立てば、チャイナのしている事は、

世界秩序への重大な挑戦にほかなりません。

既成世界秩序への挑戦です。許されるものではありません。本来なら欧米諸国は500年間に亘り国際法の恩恵を享けてきたのですが、チャイナに対して一斉に非難してよいはずであります。それをしない欧米諸国の白人です。

日本人は覚悟を決めなくてはなりません。

 

米国は、中国と日本の軍事衝突を真剣に恐れています。

軍事衝突が起きれば、計り知れないものが出てくる。

でも、日本共産党の元幹部ですら、安倍総理は賢明な外交をしていると言っている。安倍さんで良かった。国民も圧倒的に支持している。

経済的奇跡を生むと期待されていたアジア太平洋地域、特に日本周辺は「恐るべき対決の地域」となった。

 

欧米諸国は揃って、国際法を遵守しない「無法国家中国」を声高に非難すべきであります。

日本のメデイアなど歴史観がないから気がつかないのは当然。

大陸に深入りする、中国に深くコミットすると必ず、大火傷した事は日本歴史が体験したことなのですが、直ぐ忘れる日本人です。無法国家のチャイナです。

あの北京の大気汚染、中国は外国企業に環境税を大きく負担させてくるでしょう。

日本人は中国人の本質を知らなさすぎるのです。

 

でありますから、今頃、日本人の誇りと自信を持てと言うても、持たねばならないけど、私から見たら、遅い、遅い、強盗を見てから縄をなう類いような感じを持ちます。安倍内閣は急テンポで対策を講じている。

 

どうして、日本はこんな国になってしまったのでしょうか。

属国根性が抜けていないからです。国民が真に独立自立をしていないからです。平和過ぎて、それすら分らない。

戦争に負けると言う事を肌感覚で分らない人間が大多数になった、島国だからです。

 

国史という言葉も消えてしまいました。国史を学ばない上に、戦後は、あらゆる物事の、価値判断の尺度が、金銭の「損か得」かの社会の町人国家だからだと思います。

毅然として守るべき民族の原理・原則をないがしろにしてきたからだと思います。

和魂を喪失してしまったのです。

 

私の少年時代は、国家も個人も貧しく、物資的には恵まれなかったけれども、精神的には世界の五大列強、五大国の一つとして誇りを持って育ちました。一等国民の誇りがあったわけです。石原慎太郎の怒りは理解できるのです。

敗戦後はアメリカの属国ですから、四等国民の意識のまま、戦後の国民は一等国民の精神を知らない。世界に冠たる2千年の国家であるとの誇りも消えた。

 

日本の憲法は、外国の信義に安全を任せた内容。

法律的に、国を守るのに足かせ、手かせばかり。

いざ、攻撃されたら、超法律的越権を総理にやって貰うしかない現状の法体系。

 

近隣諸国はそれを知っている。ど素人の幼稚な民主党政権は、そこをタチノ悪い近隣諸国に突かれてしまいました。

 

220日の某新聞に民主党幹部が中国か北朝鮮の工作員らしい女との親密写真の話題が出てきていました。野党時代、いい加減な意識でやっていたから国家経営ができるわけがなかった。

国民は、マスメディアに煽られましたね。鳥取県人は賢明だから煽られなかった。

 

本来は、500年間、その万国法・国際法の恩恵を受け続けたイギリスやドイツ、フランスは中国に対して大声をあげて非難していい筈でありますが、声をあげない。恃むべきは自分自身です。ハリネズミのような防衛軍備を確立しなければなりません。

 

だが、世界情勢は「複雑怪奇」です。

日本人はとかく「西側同盟」と「日米同盟」が堅い絆で結ばれていると勘違いしている。ですが、国際政治の舞台裏は「昨日の敵は今日の友」、「今日の友は明日の敵」であります。
最近は余り聞きませんが、 NATO(北大西洋条約機構)で団結していたはずの欧米同盟は、中国と対立する米国に驚くべき敵対者が出現しています。

英国とドイツが米国に敵対的態度を示すようになったのです。

英、独は中国に異常接近しているのです。

英国は金融市場で、ドイツは製造分野でこれまで以上の中国重視政策にかじ取りを変えた。
その例をあげてみます、
ドイツの首相は昨年、二度も大型経済使節団を率いて訪中し、エアバス組立工場、ベンツ工場拡大などの契約をした
 昨秋の反日暴動で、トヨタや日産の販売店も放火され破壊されたが、「日本はもういらない、ドイツが来るから」という中国からのメッセージ。
なぜなら、中国の大功労者、「としょうへい」が訪ねて、あれほど中国経済に献身した松下幸之助のパナソニック工場が焼き打ちされました、「ドイツが本格進出するから、日本企業は去ってくれ」という暗黙の信号かもしれません。

 

日本では政権交代が起き、株高・円安にぶれてアベノミクスによる景気回復が見えてきた。
この奇跡的動きは元寇における神風に近い。


 激動・激震が予測される今後、果たして日本人は経済成長回復という甘い期待だけではなく、どれほど精神的に不退転の決意を示せるのかがポイントとなります。

多くの日本人が敗戦後70年、やっと気づいてきたようです。あの歌舞伎の名優、市川団十郎名優が亡くなりましたが、少し前、日本の現実を見て、こんな話をしていました。「今、大切なことは日本人が自信を取り戻すことでしょうね」とドングリ目をさら大きく開いていました。

 

さて、私の頭の中で、大きな構想が蜃気楼のように浮ぶのです。現実的には不可能な話ですが、チャイナが日本と同様な普通の国であれば、この世界史的タイミングはアジア人にとり絶好のチャンスなのです。

日本とアジアが、互いに手を組み、白人500年の世界支配をアジア人主体の価値観に変更できる絶好の歴史的タイミングだからです。

何故なら、この500年の白人の世界支配の根拠は、万国法こと「国際法」だったからですから。

 

チャイナは、ここ500年世界運営から排除されてきました。経済大発展、武力もつけてきた中国にとってみれば、白人中心の世界覇権を取り戻す、数千年来の絶好の歴史的タイミングと思っているのかもしれません。多分そうでありましょう。

尖閣問題を契機に、チャイナ指導部も勝負に出たのかもしれません。

 

世界の覇権国は一世紀に一度移動してきました。

 

15世紀のコロンブスのアメリカ大陸発見から始まり、ポルトガル、スペイン、フランスオランダ、19世紀のイギリス、アメリカの20世紀。

アメリカは疲弊してきた、そして中国が台頭してきた。

 

然し、中国には普遍性が欠けていますから、世界のリーダーとしての資格は無い。然し、力はある。

 

これからは、その抗争の時代、波乱の時代となるでしょう。尖閣問題はその端緒かもしれません。

 

然し、チャイナをアメリカに代わる存在には、到底、世界の国民は容認しないでしょう。然し、その経済力に擦り寄って来る国家は増える。既にドイツ、イギリス。

然し、そうさせてはなりません。

難しい時代の到来が予感できます。

さて、そのチャイナですが、

1

「チャイナは日本の文化圏内だ」と言えば、おやっと

怪訝な顔をされる方が多いかもれません。

近代は日本の方が先生なのですね。--少し説明。

    中華人民共和国の国字に関して説明

 

2 国際法を作って日本以外の国々を植民地にした白人は、「人類史上最大の犯罪人です」

 

彼等の歴史は世界侵略と原住民殺戮の歴史です。

もし神様が人類の歴史を編纂されたらそう記述されるでしょう。

そうかと言って、私は欧米人の方が普遍性を持っており、とても世界のリーダーにチャイナをしたいと思いません。

 

チャイナと連発、中国という国はないからです。

国の中の国の意味、中原の意味、チャイナ人の願望でしょう。中国という国は歴史的に存在しない。王朝断絶の歴史で一貫した国家はない。

 

さて、

コロンブスのアメリカ大陸発見は15世紀でした、1492年、以来この500年間、白人の植民地にならなかったのは日本だけでした。

皆さん、ご存知でしょうか。

コロンブスのアメリカ大陸発見した二年後、大航海時代になり、ローマ法皇がポルトガルとスペインに世界各地の選り取り自由のお墨つけを出したのです。

 

その条約とは、なんと

ローマ教皇アレクサンドル6が定めたトルデシリャス条約大西洋上に西経46度の子午線が基準

(明石は東経135)

東をポルトガル、西をスペインの領土とした。

このため南米大陸では、ブラジルのみがポルトガル領となった。1529サラゴサ条約では現在のインドネシアにあたるモルッカ諸島の東297.5リーグ(ニューギニア島中央部に相当する東経14430分)を境に、東がスペイン、西がポルトガルの領土とされた。

ルデシリャス条約14946月7スペインポルトガルの間で結ばれた条約で、当時両国が盛んに船団を送り込んでいた「新世界」における紛争を解決するため、教皇アレクサンデル6の承認によって

ヨーロッパ以外の新領土の分割方式を取り決めたのです。

本条約において西アフリカセネガル沖に浮かぶカーボベルデ諸島の西370リーグ(1770km)の海上において子午線にそった線(西経4637分)の東側の新領土がポルトガルに、西側がスペインに属することが定められた。名称の由来は、条約が批准されたカスティージャトルデシリャスの地名からとられている。

サラゴサ条約もまた同じ意図によって、1529に両国の間で批准された条約である。

この2つの条約の結果、

世界はポルトガルとスペインによって分割された。

その後、イギリス、フランス、オランダなどなど、我も我もと植民地獲得の大航海時代、イギリスが産業革命に成功し17世紀の覇者・スペインの無敵艦隊を破り18世紀にはイギリスは世界の覇権国家となりました。

1945年、日本の敗戦となりアメリカが覇権国となりました。

戦後当時のイギリスポンドは1008円、ドルは360円でした。国力は落ちて、現在はポンド145円、ドル94円。

欧米の植民地にならなかったのは日本だけ。

江戸末期から明治時代の武士は彼等の陰謀を見抜き、西洋人にこの日本を植民地化させてなるものかでしたね。

 

そして、昭和20年、日本は敗戦という瀕死の状態でしたけど、その結果、アジアの白人植民地を一掃して、みな独立国にさせた。

 

これを称して、人類最高の良いこと。

私は、この名前の本を出版しております。

 

日本の叡知

西欧文明より6世紀も早い。

 万世一系の天皇が2千年続いた。

 伊勢、出雲の遷宮などは叡知の塊り。

チャイナは王朝断絶の歴史、国ではない。

 天皇の存在は政経分離の英知、外国は羨ましがる。

 明治維新が成功した。これは世界の驚きでした。

 幕末・明治、欧米の植民地化を防いだ。

 敗戦後の焼け野原から世界第二の経済大国に。

 中国や韓国には無いノーベル賞受賞者は17人。

 日本人はレベルが高いから日本での競争に勝ったものは世界一になるのは当然の経済。

 

なぜか、日本文化に独創性がある、

それは日本文化にオリジナリティがあるからだと思います。

 

日本文化は決して模倣ではないのです。

日本文明の真価に自信を持て!

と私は叫んでいます。

 

その日本文明の正体は何か、一口では言えませんが

 

日本にあって世界に無いもの。

人間の人間たる所以のもの五つあります

  それは、 手の動物、言語、宗教、

環境適用の動物、時間の生き物。

 

日本文化の特色は、

      手の文化、日本語の高級さ、神道、

これらを比較研究すれば分かります。手偏の文字が物凄いことが判明しています。

 

日本文明は学べば学ぶほどに、中国文明とは似て非なるものであり、近代は中国が日本文化圏に包含されるべきでありましょう。

―――――――中国学者の嘆きと「国字」

 

孔孟の思想、仏典でも日本に集結し花開き、結実しているではありませんか。

恥も礼儀も信義も無くした中国人、日本人の好きな「誠」至誠の思想こそ儒教を越えたといっていい位、人間最高のモラルでありましょう。本に詳しく理由を書いています。

 

中国コンプレックス、中国カブレから目覚めて欲しい、まして韓流など嘘八百のナンセンス。

 

日本歴史を見れば大陸に深くコミットすると大火傷を必ず受けているのです。

だから古代・江戸時代の人は聡明でした。鎖国は正解でした。本当は一度、ここらで、日本は鎖国して自己を見つめて自己確立したらいいのですが、それは出来ない國際時代ですから、現代日本人は余程しっかりしなくてはなりません。

 

西洋コンプレックス、西洋カブレ、中国カブレ人から抜けましょう。国史を広く学べば、そう理解できるのです。

 

平安時代の十二単の着物を着ていた日本人、当時西洋人は褌で暮していた。

文化 お尻 かみで拭く  日本と西洋の違い

 

あらゆる日本の文化の最高の一流のものに触れて学べば分ってきます。

二流、三流のものに触れていては気がつかないままで外国カブレに終わってしまいます。

 

ですが、現実世界、日本も、明らかに西洋文明が中心でドツプリ浸かっております。500年間世界の屋台骨は欧米が建築し経営してきたからです。

 

そこに中国が台頭した。その激突の時代の到来です。

 

そこえ、現在起きている異常気象は、地球の「呻き声」です。

500年続いた西洋の原理の結果であります、

大量生産、大量消費の物質文明の西洋思想=西洋文明は、荒々しい文明で、今や、行き詰って瀕死の重傷であると私は見ています。

地球の異常気象まで惹き起こしてきた。砂漠に生まれた、荒々しい一神教の文化は世界の平和とは程遠いものがあります。

 

最後のランナーの中国が西洋文明的生活に大人口がマツシグラとなっています。これは資源争奪戦で、地球破綻の導火線に火がついてきました。

 

数千年前の名前だけの古びた中華思想意識と現実には欧米式生活を求める中国大人口には大きな存在矛盾があります。

矛盾はいつか必ず破綻します。

 

地球規模の異常気象は西洋文明の後遺症であり、このままでは人類は間違いなく壮烈な国家間の民族生存競争へ突入します。

 

日本の自然を大切にする伝統こそ、21世紀の世界の中心思想になっていいのではないでしようか。それは取りも直さず神道に帰結してゆきます。

 

思い出してみて下さい。

ギリシャのパルテノンの神殿――単なる廃墟。

日本の鎮守の森の神社―――――生きておられる。

 

日本の神様は、鎮守の森に居られて、自然を守り、住民を守っておられます、恰も生きておられるようです。

正に、日本の神様は森の原理です。人間は森で生かされています。中国の河川の汚染はとても指導的国家たりえません。世界史を見ても、森の消滅は文化の消滅であり国家の衰退を示しています。

 

私は、「日本の神様は地球保護神」だと宣言文を発表しています。

 

世界的歴史学者アーノルド・トインビーが伊勢神宮に参拝して

「この聖地に於いて私はすべての宗教の根底的統一性を感得する」と感動し毛筆で署名した。神道こそ地球人類の危機を救うと、人類の大英知トインビーが予言しています。

 

さらに、トインビーは、「日本の活路」で言った。

「戦後、日本人は欧米化の道を邁進してきたが、その見返りとして心理的ストレスと絶えざる緊張にさらされている。それは産業革命がもたらす、まぬがれない代価である。

ところが神道は、人間とそのほかの自然との調和のとれた協調関係を説いている。日本国民は、自然の汚染によってすでに報いを受け始めているが、実は神道の中にそうした災いに対する祖先伝来の救済策を持っているのである。」。物質文明が避けられない災いを救う宗教であると言っている。

 

フランスのエリート達が来日しました。
「伊勢神宮を見て自国の聖地は伊勢神宮程の精神性は無いと言った。彼等は伊勢の荘厳、森厳の静寂に宗教の根源的なものを感じた。」

 

ドイツ植物学者ヒューセン博士
「日本人が生活環境に郷土固有の神社林を保護育成してきたこと、また山岳地帯には祖先伝来の原生林がまだ存在することとあいまって、日本民族の優秀な資質育成に大きな効果を果たしてきたことからも、現代人はこれらを大切に守って子孫に伝える責任がある。ヨーロッパ諸国では、放牧により早くから原生林を失い、その弊害を補うために人口植林に努めている。日本の鎮守の森などを見て祖先の賢明さに敬意を表する」と神道の鎮守の森との関係で味わうべき言葉を残している。

 

今年は遷宮年、伊勢と出雲大社、これも日本人の素晴らしい叡知ですね。

出雲の古事記と共に、若い人達も関心を深めている。こうして日本人の伝統が継続されるのは先祖の叡知ですね。

天皇の政治から超越した姿に、世界は賞賛と尊敬と嫉妬を抱いています。自信を持っていいのです。

 

アーノルド・J・トインビー(イギリス、歴史学者)の言葉を続けます。

第二次大戦において、日本人は日本のためというよりも、むしろ戦争によって利益を得た国々のために、偉大なる歴史を残したと言わねばならない。その国々とは、日本の掲げた短命な理想であった大東亜共栄圏に含まれていた国々である。日本人が歴史上に残した業績の意義は、西洋人以外の人類の面前において、アジアとアフリカを支配してきた西洋人が、過去二百年の間に考えられていたような、不敗の半神でないことを明らかに示した点にある。(1965年十月二十八日、英紙「オブザーバー」)

 英国最新最良の戦艦2隻が日本空軍によって撃沈されたことは、特別にセンセーションを巻き起こす出来事であった。それはまた永続的な重要性を持つ出来事でもあった。なぜなら1840年のアヘン戦争以来、東アジアにおける英国の力は、この地域における西洋全体の支配を象徴していたからである。1941年、日本はすべての非西洋国民に対し、西洋は無敵でないことを決定的に示した。この啓示がアジア人の志気に及ぼした恒久的な影響は、1967年のベトナムに明らかである。(昭和43年三月二十二日「毎日新聞」)

欧米人は暗黙の日本への謝罪があるのですね。

 

西洋の王室と天皇を比較して見て下さい。

     英国でもフランスでもキンキラ金、

     皇居の正殿・松の間は玉座を置けば宮殿。

     簡素、質素、簡潔、清らかの天皇

     これは神社の簡素美と同根。

日本の文明は、素直な文明です。古代から形がそのままの残っているのは世界の奇跡。

 

だから言いました。

 

詩人のポール・クローデル=フランス日本大使
1943
年、日本の敗戦が濃厚になってきた時である、パリーのある夜会で詩人のポール・クローデルー元フランスの駐日大使ーの言葉は有名である。


「私がどうしても滅びて欲しくない一つの民族がある。それは日本人だ。あれほど古い文明をそのまま今に伝えている民族は他にない。日本の近代における発展、それは大変目覚しいけれども、私にとっては不思議ではない。日本は太古から文明を積み重ねてきたからこそ、明治になって急速に欧米の文化を輸入しても発展したのだ。どの民族もこれだけの急な発展をするだけの資格はない。しかし、日本にはその資格がある。古くから文明を積み上げてきたからこそ資格があるのだ」クローデルは、こう述べた後、ポツンと付け加えた。
「彼らは貧しい。しかし高貴である」と。

 

 

ククリックド・プラモード (タイ国元首相 )

「日本のおかげでアジアの諸国はすべて独立した。日本というお母さんは難産して母体をそこなったが、産まれた子供はすくすくと育っている。今日、東南アジアの諸国民が米英と対等に話ができるのは、いったい誰のおかげであるのか。それは身を殺して仁をなした日本というお母さんがあったためである。十二月八日は、我々にこの重大な思想を示してくれたお母さんが一身を賭して重大決意をされた日である。我々はこの日を忘れてはならない。」(十二月八日、現地の新聞「サイアム・ラット紙」において)


バ・モウ (ビルマ元首相 独立宣言より)
約五十年前ビルマは三回にわたる対英戦争の結果その独立を失えり、英国側はアジアに対する掠奪的野望を以て此等の戦争を遂行せり。英国はさらにその伝統的陰謀賄賂及び想像し得るあらゆる詐欺及び術策の武器を使用せり。・・・ビルマ人は徐々に搾取され時の進むに従い総ての国民的実質、莫大なる物資的資源、機会、文化、言語、さらに遂にはその生活様式までも失い・・・愛国者は挺身的精神をもって鎮圧、入獄、流謫、拷問及びしばしば死そのものを甘受して突進して来れり、これらの英雄はビルマの生存のため苦難を受け遂には斃れたり。・・ビルマ人はアジアを結合せしめアジアを救う指導者を待望しつつありしが遂にこれを大日本帝国に発見せり。・・・ビルマ人はこのビルマに対する最大の貢献に対する日本への感謝を永久に記録せんことを希望するものなり・・・」

 

ダグラス・マッカーサー


日本の潜在労働者は、量においても質においても、私がこれまで知っている中の最も立派なものの一つである。しかし、彼らは労働力はあっても生産の基礎素材を持たない。日本には蚕のほかに取りたてていうべきものは何もないのだ。日本人は、もし原材料供給が断たれたら(経済封鎖されたら)一千万から一千二百万が失業するのではないかと恐れていた。それ故に、日本が第二次世界大戦に赴いた目的は、そのほとんどが、安全保障のためであった。

(1951年5月3日米上院の軍事外交合同委員会の聴聞会における発言)

実は、この英語の本文を、現在の東京都知事の猪瀬氏が副知事時代に、東京都の高校生に読ませろと言って十何万冊配布させた、だから猪瀬氏は400万票獲得して知事になった。

鳥取県にも、そのような見識と胆識のある副知事や教育長が欲しいものですね。

ハミルトン・フィッシュ(政治家「悲劇的欺瞞」(TragicDeception1983))アメリカ共和党の政治家


 ルーズベルト大統領は、その絶大な権力を使って遂に米国を日本との戦争に巻き込むことに成功した。そのことは、米国を欧州における戦争に参戦させるという彼の最終的な目的を達成させた。

 

日本隣国になりたい   本にあります面白い話

ASEAN会議でのインドネシア大統領補佐官発言

 

インドネシアにアリムルトポという将軍がいた。

 スハルト大統領腹心であり?一九六五年9・30事件で左派スカルノ大統領失脚させた立役者だ。大統領補佐官として内外活躍情報相めた大変親日家・知日家でありルックイースト?政策ったマレーシアのマハティール首相盟友でもあるASEAN?東南アジア諸国連合二人中心として結成されたともわれている。

 一九七〇年代にフィリピンで韓国ASEAN合同会議かれた会議合間のティータイムに韓国代表らはんに日本批判?悪口げていたという。

 いわく、戦中強制連行、植民地収奪、朝鮮戦争時韓国犠牲にしての特需太り、戦不十分賠償、進まない技術移転、民族差別から歴史をさかのぼっての豊臣秀吉朝鮮侵略まで悪口雑言のオンパレード

 果ては、無法国家隣国にひどいっているうことなら自分たちがすか?日本地球上場所してもらいたいと始末。

 これをっていていたアリムルトポ将軍はぽつりとこうったという。

ほう、そんな是非とも貴国とわがわってほしいものですな。

 そして、こうけた、もし、わが日本隣国であったならいち工業国家としても繁栄何倍もの経済発展げていたでしょう。強大国中国やソからもってもらって、こんなありがたいことはない。国語普及教育援助もしてもらえるし技術指導だって隣国のほうがやりやすい。お同士だから貿易量当然増える。いやあ、できるものなら日本

のようなのおさんになりたいものです。

 専門家によると、工業製品仕様大別して欧米仕様日本アジア仕様とにけられるという_________その場合、体格みなどのいでアジア諸国には欧米仕様よりはやはり日本仕様ばれる。全体的使勝手やかな日本製品のほうがいい。このでも日本技術導入するのにのほうが有利になる。

 アリムルトポ将軍は、日本からの技術導入利便性まで勘案して日本隣国になりたいとったのである。韓国代表たちのバツのそうな印象的だったという。

 

伊勢遷宮に戻ります

20年毎の遷宮は、伝統文化、伝統技術、人間関係の継続と実に偉大な効用のあるシステムですね。

古代からの素朴さがそのまま継続されている。

日本は温暖な気候、豊かな環境、森林、島国的孤立性の風土に恵まれて、他民族の侵略も、文化的影響もなく、人類が生まれたままの素直な感性をそのまま持ち続けて21世紀まで残っている。

この神ながらの精神文化は「人類文明の化石」と申してよいもので、

神代のままの文化が歴史につながり、現代に連続しているのは近代国家日本だけです。人類の秘宝でしょう。日本人は堂々と世界に誇っていい存在です。

 

日本人は好かれています。韓国や中国人とは違います。

マレーシアなど、日本 だいすきい!

 

人間性溢れる日本人だからこそ、世界の破局を救うことが出来ると自信と誇りをもっていいのではないか。

神道は言挙げせず、これが日本人の資質ですが、人類救済の為に言挙げしなくてはなりません。

 

私は、皇室を人類の世界遺産にしたい思いです。

 

日本の神道は、血のしたたる十字架のキリストを拝むのとは異なります。自然発生的に生まれた自然を愛する日本文化、誇りと自信を持ちたいものであります。

 

外国の支配者であるキングとかツァー、中国の王朝の皇帝は、どこからかやってきて、武力、権力をもって人民を支配し君主となるのですね。

 

外国の国歌の生臭い戦争の歌詞を読んで子供や孫に教えて下さい、君が代のなんちと素晴らしいことか歴然とする。  

これを知らない無知な可哀そうな人々。

日本の天皇は、最高権威のシンボルで、国民の誇りであり、君主と臣民が対立することは歴史的になかった。

神社も誰も壊すことはなく神代から続いているように、天皇も神代から連綿と今日まで続いています。

 

日本を日本たらしめるアイデンティティの中心である日本語も世界の言語に仲間がない、それはこの風土から自然に生まれた神ながらの言語といえます。

日本語はまさに風土の叫び声です。外国語と比較するといかに高級かわかります。 レイン

それが、民主党などマニュフェスト、今回自民党は政権公約としました当然です。やたらと英語を使うのは無知蒙昧であります。

 

マスメディア  

   反発を招く恐れがある

   竹島とか尖閣  

   日本国民の反発を招くと言わなくてはならぬ

   当初から軸足を相手においている偏向

   これは誘導です

チャイナ

   西欧文明の生活を受け入れつつ

   4千年前の中華文明の思想で運営

   これは絶対的に矛盾

  近未来に矛盾が表面化し破綻せざるを得ない 

 

最後に、

民族とは精神であります

 私は、日本とか中国の栄枯盛衰の歴史を学び、また近代日本の変遷をつぶさに身を以て体験して参りました。

戦前・戦中・戦後と激変した日本の時勢を身を以て体験して、今もその歴史を体験中なのでありますが、

そういう体験に照らして、今日の日本、明日の日本というものを考えた時、なんとも言い知れぬ大きな危惧を抱かざるを得ないのであります。

 

 まかり間違ったならば、恐らく近未来には日本は収拾すべからざる混乱に陥って相当期間、暗黒時代・恐怖時代が来ないとも限らない。

 

もしそのような場合に陥った時、いかにしてこの日本の民族・国民は救われるか。これはもう精神でなければ救われません。絶対に物質では駄目であります。

 

 あの名高いギボンの書いた「ローマ帝国衰亡史」という名著があります。彼はその中でつぶさにローマ帝国の衰亡の史実を検討して、その結論の一つとして、民族とは何ぞや、民族とは精神である、と言うことを論断しております。

つまり形のある民族というものは実に頼りないものだと言うのである。

 

例えば、ユダヤ民族、彼らは、三度も祖国を失い、約2〇〇〇年ものあいだ世界を流浪し、行く先々で迫害を受けました。それにもかかわらず民族の純粋性を保ち、滅びず、ついに20世紀になってパレスチナへ帰還し、祖国を再建したのです。

 

それが建国できたのはなぜか、世界各地でバラバラになっていても子孫に自分の国の言語と民族の神を伝えたからです。

 

伝統の断絶をしなかったのです。日本人は伝統の断絶を起しています。やたらと英語のカタカナが蔓延しています。外国文化の導入には「和魂」が必要なのですが和魂が喪失しています。明治時代にはありました。

現代日本は危ないのです。

 

 

世界の学問の一つの発祥地であるギリシャにしても、その文化の遺産は今日も遺っておりますけれども、ギリシャ民族は、今日あると言ってよいのか、無いと言ってよいのか、わからぬ程に民族の血のつながりと言うものは無くなってしまっております。

 

ローマもまた然りであります。英雄シーザーやプル-タスのあのローマ人は、もはや今日亡んでおるといって宜しい。

 

要するに、これはみな精神的頽廃によって亡んでおるのであります。どんな学問をするとか、どんな産物を出すとか、或はどんなに経済を開発するとか、というような事は、現実的には重大な問題に違いないけれども、日本永遠から言うならば、そういうものは極めて儚いものであります。

 

何が民族であるか、という民族の第一義に立てば、いかにして民族精神を養ったか、ということが民族の全てであって、これはもう古くから先哲の言うことでありますけれども、長い目でみると結局は精神に帰するのであります。

鳥取木鶏会は、こう言うような事を学んでおるのであります。

 

でありますから、今回の本の冒頭にも「精神の作興」――奮い立て、と叫んでおるのであります。

 

戦争に負けるとはどういうことかの実感が無い国民が多数を占めています。

 

国あっての個人です。立派で強い国にしなければやられてしまうのは外交だけではありません、経済でもそうですね。日本はそういう意味で、今ほど切実に敗戦国だなと思う國際情勢です。

 

現在は、日本再生の最後の残された時間なのだと思います。

 

それには、

戦後の自逆史観から抜け出し、本当の歴史の真実を見つめなおし、国史を学ぶこと、そして、忘れていた「和魂」を取り戻すことです。

 

立派な祖先は自宅の仏壇を拝むことだけではありません、日本歴史の先祖を学ぶことにあります。

 

和魂があったから明治時代に成功したことを思い起こしたいものであります。

それは規律と犠牲の精神とも言えます。

 

 

 アラブはイスラム教、イスラエルはユダヤ教、そして、アングロサクソンはキリスト教。これら唯一絶対神は異教徒を迫害する歴史を有する。彼らは「目には目を」で、相手がダウンするまで徹底的にやる。

 アングロサクソン、特にアメリカ主導の市場経済は唯一絶対神的なゴッド流だ。一神教民族は排他的独善的で、異教徒を徹底的に弾圧したのは歴史が示すところである。テロは断じて許されないが、中東の現状、アメリカ市場経済の在り様を見ると、流血の歴史を想起せざるを得ない。
 どうやら、地球規模で見られる矛盾、地域紛争、環境悪化、宗教問題抗争などはすべて西洋文明の原理から生み出されている。

 日本の神様は自然崇拝であり、感謝の神であり、本質は森羅万象共存の精神であり、ゴッドと根本的に違う。
 また、日本の神様は森羅万象すべてに神を感じて尊敬し、平和的である。地球に存在するすべて、存在そのものを受容する。この心、すべての存在を敬の対象とする日本の神こそ、人類を、世界、あるいは地球を救済できる究極の原理だと思う。

『親日派のための弁明』の著者、韓国人の金完燮(キムワンソプ)氏も言う。
「日本の神道は人類が作り出した最も理想的な形の宗教だ」と。


 冷静に世界の現実と、ここ五百年の白人中心世界史を広く見れば確信的にそう思える。この日本の神の心が二十一世紀の主たる精神原理とならなければ、人類は救い難いのではないか。

 

終りに近づいてきました。

 

どなたか本日の誕生日のお方はおられますか。

誕生歌で終わる。

 

ご清聴まことに有難うございました。

           平成25年5月11日 於湯梨浜町アロハホール
                      徳永圀典 講話