「令和」改元と日本を考える

改元と万葉集

遂に五月一日から令和時代の幕開け、歴史的な日であり、本当に日本を愛する、日本人の、生きとし生ける者として極めて感慨深いものがある。

而も、世界に冠たる万葉集からの引用も嬉しい。

ここに万葉学者・。中西進氏の万葉集がある。

天平二年正月十三日、西暦730年です。旧暦ですから現在の217日に当たります。

ご存知でありましょうが、

明治5123日を、新暦の明治611日としたのです、明治政府はこれで一か月分の経費を節約したのです。欧米化の為ですね。日本の風土からは旧暦が自然環境に合っています。

万葉集、和歌、当時日本には文字が無く、ヤマト言葉の歌を漢字の当て字で残したのですね。漢字には意味はありません。万葉集の編集は大伴家持、国分町で歌った最後の歌は4516首目です。

当時から、天皇から無名の庶民までの歌が残っており平等ですね。中国とか韓国とか欧米の如くではない。

現在も正月の歌会始めでは良い歌なら高校生でも呼ばれています。世界最古で唯一の皇室、権威と権力分離をしている叡智、世界の国々から羨ましがられている日本、古い歴史ある国、改元を機に日本歴史をきちんと学び直し、語り継ぎ云い継いで伝統の断絶を防いで欲しいと切に願うものであります。日本人は、素晴らしい国であることが当然で、その認識が大きく欠けているのが残念です。 令和元年51日 徳永圀典