世界主要国「国歌の品格」調査    平成20年5月

5月15日 支那

いざ立ち上がれ 隷属を望まぬ人々よ!我等の血と肉をもって我等の新しき長城を築かん中華民族に迫り来る最大の危機 皆で危急の雄叫びをなさん起て!起て!起て!万人が心を一つにし の砲火に立ち向かうのだ!敵の砲火に立ち向かうのだ!進め!進め!進め!

徳永圀典の「独り言

なんと攻撃的であろうか、「血」とか「敵」とか、軍歌そのもの。これが国歌とは民族の品性が覗われる。平和など求めていない。

5月16日 米国

1.おお、見えるだろうか、夜明けの薄明かりの中我々は誇り高く声高に叫ぶ 危難の中、城壁の上に雄々しく翻(ひるがえ)る
太き縞に輝く星々を我々は目にした

砲弾が赤く光を放ち宙で炸裂する中我等の旗は夜通し翻っていた
ああ、星条旗はまだたなびいているか?自由の地 勇者の故郷の上に!

2.濃い霧の岸辺にかすかに見える恐れおののき息をひそめる敵の軍勢が
切り立つ崖の向こうで気まぐれに吹く微風に見え隠れする

朝日を受け栄光に満ちて輝きはためく星条旗よ、長きに渡り翻らん
自由の地 勇者の故郷の上に!

3.戦争による破壊と混乱を自慢げに断言した奴等は何処へ家も国もこれ以上我々を見捨てはしない彼等の邪悪な足跡は彼等自らの血で贖(あがな)われたのだ

敗走の恐怖と死の闇の前ではどんな慰めも傭兵や奴隷達の救いたりえず
勝利の歓喜の中、星条旗は翻る自由の地 勇者の故郷の上に!

4.愛する者を戦争の荒廃から絶えず守り続ける国民であれ天に救われた土地が勝利と平和で祝福されんことを願わん国家を創造し守り賜(たも)うた力を讃えよ

肝に銘せよ 我々の大義とモットーは「我等の信頼は神の中に有る」ということを勝利の歓喜の中、星条旗は翻る自由の地 勇者の故郷の上に!

徳永圀典の「独り言

敵の軍勢だとか、砲弾の炸裂だとか、隷属だとか、いやはや、なんとも荒々しい軍歌に過ぎない。こうしないと団結できないのかな。平和的ではない、品が無いね。

5月17日 フランス

1. いざ祖国の子らよ!栄光の日は来たれり暴君の血染めの旗が翻る
戦場に響き渡る獰猛な兵等の怒号我等が妻子らの命を奪わんと迫り来たれり

<リフレイン>武器を取るのだ、我が市民よ! 隊列を整えよ!進め!進め!敵の不浄なる血で耕地を染めあげよ!

2.奴隷と反逆者の集団、謀議を図る王等我等がために用意されし鉄の鎖
同士たるフランス人よ!何たる侮辱か!何をかなさんや!敵は我等を古き隷属に貶めんと企めり!

3.何と、我が国を法で縛ろうというのか!何と、金で雇われた傭兵共の集団で我等の誇り高き戦士を打ち倒そうというのか!我等を屈服せしめるくびきと鎖 我々の運命を支配せんとす下劣な暴君共よ!

4.打ち震えるがいい、暴君共そして反逆者等よ恥ずべき者共よ
打ち震えるがいい、恩知らずの企みは報いを受ける最後を迎えよう
国民すべてがお前達を迎え撃つ兵士なりたとえ我等の若き戦士が倒れようとも大地が再び戦士等を生み出すだろう戦いの準備は整った

5.我等がフランス人よ、寛大なる戦士たちよ攻撃を控えることも考えよ
我等に武器を向けた事を後悔した哀れな犠牲者達は容赦してやるのだ
ただしあの残虐な暴君とブイエ将軍の共謀者等は別だ冷酷にも母体を引き裂いて生まれ出でし暴虐な虎共には容赦無用なり!

6.復仇を導き支えるのは神聖なる愛国心なり自由よ、愛しき自由よ
汝を守る者と共にいざ戦わん御旗の下、勝利は我々の手に敵は苦しみの中、我々の勝利と栄光を目の当たりにするだろう

7.我々は進み行く 先人達の地へ彼等の亡骸と美徳が残る地へ
延命は本意にあらず願わくは彼等と棺を共にせん取らずや先人の仇、さもなくば後を追わんこれぞ我々の崇高なる誇りなり

徳永圀典の「独り言」

これも支那やアメリカと同じだよ。
「暴君の血」だとか、やはりギロチンの国だ。
革命の歌には違いない。

復仇が神聖だと国歌が唱えている。先人の仇とはね。
これでは平和など無理だね。

5月18日 イギリス

1.神よ我らが慈悲深き 女王陛下を守りたまえ
我等が高貴なる女王陛下の永らえんことを
神よ我らが女王陛下を守りたまえ 勝利・幸福そして栄光を捧げよ
御代の永らえんことを 神よ我らが女王陛下を守りたまえ

2おお主よ、我等が神は立ち上がり 敵を蹴散らし、潰走させ姑息な罠をも打ち破りたもうた我等の望みは汝にあり 神よ我らを守りたまえ

3女王に注がれし天賦の才能御代の永らえんことを 我等の原理を擁護し
我等に大義を与えたまえ 心を込めて謳わん 神よ我らが女王陛下を守りたまえ

4.我が国のみならず 神の御慈悲は陸を渡り 主は世界中の国々に知らしめる
人類は一つの兄弟であり 家族であるべきことを

5.伏兵や暗殺者らの手から 神よ我らが女王陛下を守りたまえ 国家のため、汝の御手により 我等が母、王妃そして友 神よ我らが女王陛下を守りたまえ

6.ウェイド元帥の勝利が主の強大なる助力によりもたらされんことを
彼が反乱を鎮めんことを願わん 激流の如きスコットランドの反乱を打ち破らん神よ我等が国王を救いたまえ!

徳永圀典の「独り言」

矢張り、英国も「敵を蹴散らし」とか「暗殺者」とかだよ。
「姑息な罠」とか下劣な詞が並んでいる。

女王、国王とかウェイド元帥とか個人名が掲げられている、驚いた。

5月19日 ロシア

1.ロシア 我等が聖なる帝国 ロシア 最愛の祖国
強大な意思の力 偉大なる栄光 常しえに誉れ高くあらん

讃えよ! 我等が自由なる祖国を 長きに渡る同胞の団結
祖先より受け継ぐ民の知恵 祖国よ 永遠なれ!我等が誇り

2.南方の海から北極圏まで至る 我等の森林に原野
世界で唯一無二の存在神が護りし祖国よ!
 

3.多くの夢と人生の希望を広く受け入れ 築き続ける確固たる未来
母なる大地への忠誠が我等に力を与える 過去も 現在も 未来にも!

徳永圀典の「独り言」

おや、これは驚いた、「敵」とか「血」とか無い。ロシアは見直した。少なくとも、支那とかアメリカとか、フランスとかイギリスより「高尚」だ。不思議だね。狡猾な民族性をカモフラージュしている。領土の広さを自慢しているから北方領土なぞ返還に応じまい、「貪欲」で「ケチ」だからね。

5月20日 ドイツ 祖国ドイツに統一、正義そして自由を! 友よ、共に進もう!
兄弟のように、心を重ね、手を取り合って統一、正義そして自由は幸福の証し 幸せの輝きの中 栄えよ、祖国ドイツよ!

徳永圀典の「独り言」

さすがドイツは知性と歴史がある。日本の君が代のレベルまでには至らぬが白人の中では「簡潔」で哲学があり素晴らしい。

5月21日 日本 君が代は  千代に八千代に  さざれ石の 
巌となりて 苔のむすまで

徳永圀典の「独り言」

他国のと比して、日本の国歌の素晴らしさを痛感する。
申し分の無い「格調」、「品格」、「平和」だね。レベルが違うよ、支那、米国、フランス、イギリスなどとね。これを唱和しない国民、させない教員とか日教組、政治家、政党などは「本当に無知にして無恥、無智、そして蒙昧な頭脳の持ち主」。外国の国歌など知らぬからであろう。

5月22日 イスラエル

心の奥底に秘めた ユダヤ教徒の魂が切望するは 
眼差し向かう東の地 シオン
 二千年の我等の望み今だ失われず 
祖国にて自由を勝ち取らん シオンの地 そしてエルサレム 

徳永圀典の「独り言」

4千年間、世界を流浪して終に領土を回復した民族だけの国歌ではある。まだ、願望が高く、攻撃性が潜んでいる。

5月23日 オランダ

1.ウィルヘルム・ヴァン・ナッソウ 我はオランダの由緒正しき血筋
永遠に祖国に忠誠を誓おう オラニエ公 我は何ものにも臆せず自由なり
スペイン国王には忠誠を誓い続けてきた

6.我が盾 我が望み それは神、いかなるときもあなたに他ならない
我を見捨てることなかれ汝の導きに従い、敬虔な信者として 永遠に汝の僕(しもべ)となろう 我等を脅かす災厄と暴君を振り払いたまえ

徳永圀典の「独り言」

他国の名前が出てくる不思議、暴君がいたんだね、日本と違う。
5月24日 韓国

東海が乾き果て 白頭山が磨り減る時まで 神の護り給う我が国 万歳

<コーラス>むくげの花三千里 華麗な山河  大韓人よ大韓を永久ならしめよ

南山の老松 鉄の鎧をまとい 風霜の変わらざるは 我等の気性なり

広い秋の空 雲ひとつなく澄み渡り 輝く月は我等の精神 一片丹心なり

この気性とこの心で忠誠を尽くさん 辛くとも 楽しくとも 国を愛さん

徳永圀典の「独り言」

隣人だから・・・
5月25日 スイス 空が朝焼けに染まり 我等の頭上に陽光降り注ぐ 主の御姿そこに在らん
アルプスの山々 光り輝くとき 主への祈りを捧げ 汝にひれ伏さん
我等は悟り 理解するのだ この国

徳永圀典の「独り言」やはりアルプスの本場の国だね。それだけ。

5月26日 イタリア イタリアの兄弟よ、イタリアは今目覚めた シピオの兜(かぶと)を頭に戴き 勝利は何処にあらん主が創りたもうたローマの僕(しもべ)
我がイタリア その美しい髪を捧げよ さあ隊列を組め、
我等は死をも恐れない イタリアが呼んでいる、そうだ!

徳永圀典の「独り言」南国だから、もっと大らかかと思ったが、隊列を組めとか、勝利とか欧州は戦乱の国々ばかりか。

5月27日 ハンガリー 主よ ハンガリーに慈悲と恵みを! 汝の腕(かいな)で守り給え
闘いの最中(さなか)でさえも 長きに渡る悪しき運命
ハンガリーに安息の時をもたらし給え 過去から未来のすべての罪を

徳永圀典の「独り言」過酷な運命があったからね、大国の狭間で。弱肉強食が人間の本質。

5月28日 フィリピン

最愛の国 東洋の真珠 心に燃やし続ける熱情

選ばれし国 勇者達の眠る地 いかなる征服者にも屈せず

海 山 蒼天 詩の如き壮麗さを放ち 愛しき自由への歌を奏でん

汝の御旗は勝利への輝き 決して曇ることなき星と太陽

栄光と愛情の地 汝の腕の中に天国はあり 汝を脅かす者あらば
この命 喜んで汝に捧げん

徳永圀典の「独り言」スペインとアメリカと二度も植民地にされて国語を失った国にしては少し優しい。矢張り南洋の民族だね。

5月29日 ギリシャ 畏敬の剣に汝の姿を見る 大地を統べる汝の御力 ギリシャの聖なる骨により生まれ出でん いにしえより勇敢なりし 歓呼して迎えよ 自由万歳!

徳永圀典の「独り言」古い国家にしては、格調と重厚さがない。

5月30日 スペイン

世界でも稀な歌詞無し国歌。
世界最古の覇権国で、ヨーロッパで最も歴史の有る国歌。1761年の「スペイン歩兵隊規律軍楽集に最初に文献に登場。当文献での曲名は「グラナデラの行進曲(La Marcha Granadera/March of the

歌詞のない国歌とは不思議。