15-から30才くらい迄は、ただひたすらに、自分の

徳性の修養で充実を図り、かつ学問に主眼をおきつつ

社会に役立つような人間になるように全力を傾注す

ることだと。ちょうど、この期間は、遊びや娯楽に走

り勝ちである。それを慎み、社会に貢献できる姿勢を

確立することであると先生は説かれた。

このように言うと、一見古臭いように思うであろうが、

実は、これらの点を戦後教育が放棄させられたので、

それにより良き日本社会がある面で崩壊したのであ

る。そう自覚すべきである。

人間教育の充実は、本当の人間教育が必要性だと叫ば

れたのだ。