豪勢なブナ林新緑の「大御影山」(950.1米)ー「滝谷山」(735.6米)縦走
滋賀県高島市 平成21年5月2日 土曜日 快晴
ポイント | 着 | 発 | 歩行時間 | 休憩時間 | ポイント概況 | 備考 |
ビラデスト今津 | 8:05 | 通常朝食8時だが、7時半にして貰う。朝はパン食。美味しい昼弁当600円。長い石段を降りて左折し舗装林道を西に直進。 | 朝は、琵琶湖東岸の山に「御来光」、素晴らしい琵琶湖、竹生島の眺めと新緑の庭園に満足した。素敵な宿だ。 | |||
平池分岐 | 8:15 | 0:10 | 平池を左に見て右折し樹林帯を進む。 | 舗装道はここまで。 | ||
大御影山登山口 | 8:20 | 0:05 | 道標があり左折する。大御影山まで7キロとある。 | ポイントは分かり易い。 | ||
バイパス分岐始点 | 8:25 | 0:05 | 近江坂本道とバイパス分岐。何れ合流するが我々はパイパス道を選択した。樹林帯を抜けると雑木林となる。谷を2−3回渡渉して急な登りの古道である。 | 大輪の岩カガミの花の群生に迎えられて大感激、岩カガミの凄い群生が終始続く。イカリソウ、バイカオーレンも。 | ||
パイパス終点 | 8:57 | 0:32 | 枯葉を敷き詰めた道である。明るい広葉樹林、新緑が眩しい。 | キンキマメザクラだと親友に教えて貰った豆粒のような桜が満開していた。 | ||
滝谷山分岐 | 9:38 | 0:41 | 登頂後、この滝谷分岐から滝谷山を目指すのだが、ネツトでは中々分かり難いとあったが、そうは思わない。広場である。 | ここまでは岩カガミが目立つ、新緑が美しい。満開の石楠花が少しつづ目立ってきた。 | ||
展望台 | 10:05 | 0:27 | 展望台と道標があるのではない、右手の眺めのいい台地であった。ビラデストが小さく光っていた。琵琶湖も見える。 | ここら辺になると、大柄な岩ウチワが増えてきた。可憐な薄い花びらが可愛い。 | ||
林道出合 | 10:18 | 0:13 | 新緑に目を奪われて、時の経過を忘れるようであった。ここらは色とりどりのシャクナゲ街道そのものであり素晴らしい。 | 急な登りでもなくルンルン気分、シャクナゲ感嘆の声しきりであった。諦めていたのに、小ぶりだが、カタクリの花が沢山見られ格別に嬉しく感激した。 | ||
大谷山分岐 | 10:30 | 0:12 | ここから高島トレイル道である。親友と少しだけ大谷山方向 | の道に進み探訪した。チャレンジの意図を秘めつつ。 | ||
大御影山 950.1米 |
11:18 | 11:20 | 0:48 | 0:02 | 大谷分岐からは豪勢なブナ林、新緑の中の道で圧倒される。ブナ以外の樹木は未だ新緑は見られないがカタクリの花とブナの新緑の歓迎だ。 | 山頂に三等三角点、人が多く反射板に向う。パイケイソウも群生。新緑は海抜1000米の蓬莱山は未だしであったがこの山で見られラッキー。 |
山頂・反射板 | 11:23 | 11:55 | 0:03 | 0:32 | ここで昼食。ミニトマト美味しい | 展望は不可。 |
大御影山 | 12:00 | 0:05 | 多くの登山者、高齢の夫婦者が多い山ではある。 | それだけ楽ないい山なのであろう。 | ||
大谷山分岐 | 12:35 | 0:35 | 岩カガミとカタクリが無数に楽しませてくれた、ありがとう。 | 大御影山からここまでは、「高島トレイル」でそのテープが沢山見られた。大谷山へ適切なテープが欲しい。 | ||
l林道出合 | 12:43 | 0:08 | 大きなリュックを背負った女性が独り登山してきた、今夜テントを大日辺りで張るという。 | 会話し気をつけてと言うと「おおきに」と言う、京都の人らしい。安全を祈念した。 | ||
滝谷山分岐 | 13:08 | 13:15 | 0:25 | 0:07 | さあ、ここからネツトで分かり難い道との評判の道である。我々は慎重を期した。結論から言うと、慎重にテープを辿れば少しも心配は不要であるということであつた。 | このような幅の広い尾根樹林帯は確かに迷い易いのは事実である。油断してはならない。 |
滝谷山 735.6米 |
13:45 | 13:50 | 0:30 | 0:05 | 視界無し。通過山頂だ。我々の、ここからの問題は、「落合」方向へ下山しないということである。 | 下って行くと、左右に分かれる道があった。 |
落合分岐 | 14:05 | 0:15 | 木に巻いてある小さいテープに小さく右ー落合とあり安心して左折した。 | 丁寧に見なくてはわからない程小さい、一番肝要なのだが。下山中、処女湖が実に美しい。 | ||
川出合 | 14:23 | 14:25 | 0:18 | 0:02 | 落合分岐からの下りは、小さい丸太の幅の狭い悪路だ。右が切れ込んでおり、少しも油断ならない。神経を使った。ラストに気を緩めない。 | 谷川に下れば清流、顔を洗いすつきりした。キケマンの花だと友が教えてくれた。エンゴサク。 |
処女湖 | 14:33 | 0:08 | 実に清純な美しい湖であった。 | こんな美しい湖は久し振り。 | ||
平池 | 15:05 | 0:32 | 親友に聞くと、平池は「カキツバタ」の群生で有名らしい。 | だが、まだ早かったので見られなかった。見たいものだ。 | ||
ビラデスト | 15:20 | 0:15 | 最後の石段にウンザリした。 | 到着はアサヒビールで乾杯。 | ||
総時間 7時間15分 |
休憩時間 48分 |
実時間 6時間27分 |
総括 |
高島トレイルは80キロあるという、そのごく一部を通ったのだが、ブナの大樹林には感激した。紅葉シーズンには是非共当地の山々を再登山したいと思った。問題はアクセスと宿である。 |
植生 |
本文に色々と多くの花の名前をあげたが、詳しい親友の指導によるものだ。岩カガミ、岩ウチワ、カタクリなど、高度に従って見られる。シャクナゲ街道と称してもいい程、延々と登山道の両脇に見られる。楽しみ多き山であつた。ここは山陰の風土に似たものがあるらしい。 |