千家・利休 

生きることの清さ深さを知らしめし

利休(りきゅう)聖(ひじり)のまへに額(ぬか)づく　　　　吉井　勇 

申すまでもなく茶道の祖、千利休。

自分の像を大徳寺の山門の上にあげたのが直接の動機となり秀吉の逆鱗に触れて自刃した。 

利休居士は、侍だなと思った。辞世の句が凄い。 

「人生(じんせい)七十(ななじゅう)　力囲希咄(りきいきとつ)　吾(わが)道(この)宝剣(ほうけん)　祖仏共殺(そぶつともにころす)

今(いま)此(この)時(とき)ぞ天(てん)に抛(なげうつ)」 

「ひっさぐる我が得(え)具足(ぐそく)の一つ太刀(たち)

　　　　　　　いまこの時ぞ天になげうつ」　利休 

武士と違わぬ精神の方だ。


七十年のわが生涯を顧みると、
そこには悲喜・苦楽・得失・栄辱、まことにさまざまなことがあった。
しかし、その人生ともおさらばじゃ。
といって、今のわしには生への執着もなければ死の恐怖もなく、また恩怨もなければ愛憎もない。
力囲!! 咄!! エイッ!! クソッ!! 一切合財、これでご破算じゃ。
そしてわしのこれから超人する世界、そこには悲喜も苦楽も、得失も栄辱も、さらには迷悟も生死もない絶対の世界である。
さあ、これからその世界で自由自在に遊戯三昧をしようぞ。

[人物叢書 新装版 千利休；芳賀幸四郎（吉川弘文館）］  

次男・宗淳ー宗旦 

宗旦の子供

　　次男・宗左――――不審庵――表千家 

　　三男・宗室――――今日庵――裏千家 

茶道の四能　　和敬清寂 

日本の総理や国会議員よ、見習え！！　バカタレ菅直人や民主党め-- 

　　　　　　　　　　　　岫雲斎