大普賢岳・行者還岳 関西百名山 奈良県天川村
関西百名山の山々であり、大峯奥駆道の山でもある。また、私にとっては念願の山でもあり、「私の分断的大峯奥駆け道」達成の登山ともなり、極めて感動的な登山となった。そして快晴の雲一点も無い日和であった。危険箇所も難なく無事通過した。数多くの鉄梯子、鎖り場の連続も苦にならなかった。矢張り大峯奥駆道は素晴らしいの一語に尽きる。時間も十分あり遊びつつ歩いた、友よ、有難う。
平成19年5月20日から21日
ポイント | 着 | 発 | 歩行タイム | 休憩タイム | ポイント概況 | 備考 |
鳥取 | 6:39 | 大阪着9:21ー近鉄阿倍野発11:10 | 大和上市着12:21ーパス発12:25−杉の湯着13:20 | |||
和佐又ヒュッテ着 | 14:30 | 15:00 | 国道169号線タクシーとも言える「川上タクシー」は親切な松本社長。 | 川上タクシー電話番号「0746−54−0141」 | ||
和佐又山 海抜1344米 |
15:30 | 15:35 | 0:30 | 0:05 | 明日の為にコル分岐点を廻り道を点検してヒュッテに帰る。 | 和佐又山は緑の山の印象。主人が「山芍薬」栽培していた。 |
平成19年5月21日 和佐又ヒュッテ |
4:55 | 起床午前4時。快晴、ガスなし。 | 寒くはない。 | |||
和佐又のコル | 5:13 | 5:18 | 0:18 | 0:05 | 心地よい早朝、陽の出を拝む。 | 小鳥のさえずり。 |
指弾ノ窟 | 5:54 | 0:36 | 続いて「朝日の窟」、 | |||
笙ノ窟 しょうのいわや |
6:05 | 6:10 | 0:11 | 0:05 | 大絶壁の洞窟。続いて「鷲の窟」あり、見上げると「岩の鷲」が中空に張り出しているように見える。 | 不動明王を祀る祠あり。眼下の山麓には素晴らしい樹林帯の新緑が感動的に広がっている。 |
日本岳(文殊岳) | 6:20 | 0:10 | ここは稜線であり、日本岳西側の肩。道標がある。ここから稜線伝いに登り。 | 登る人もあるのであろう、細い道が見えた。梯子登りの始まり。 | ||
石ノ鼻 | 6:30 | 0:10 | 急坂をひたすら上る。展望のよい巨岩がある。 | 険しい登り、鉄梯子や鎖が出てくる。アップアンドダウンの連続、右下は切れている。 | ||
小普賢岳 | 6:40 | 0:10 | この山頂には上らない。道標がある。鉄階段を頻繁使いつつ急登の連続である。 | 険しい登りが続いている。鎖も勿論ある。右下は谷に切れ落ちておる。 | ||
大普賢岳 海抜1780米 |
7:30 | 7:40 | 0:50 | 0:10 | 奥駆道に出会った場所にこの山の道標があるが山頂はまだ先へ進む。 | 展望がいい。奥駆道に出会い感動、感慨しきり。急登の登りのみひたすら。 |
水太覗 | 7:50 | 0:10 | 東側に大きい断崖、裾野が広大で美しい。和佐又山が緑できれい。 | ここから左に大普賢岳、小普賢岳、日本岳と林立し感動的風景が展開している。 | ||
国見岳 | 8:03 | 0:13 | 西側の山麓を巻くが地理上の国見岳。 | やがて奥駆行の上の国見岳が出でくる。 | ||
稚児泊 | 8:40 | 8:50 | 0:37 | 0:10 | 広場となっている。 | |
国見岳(奥) | 9:04 | 9:07 | 0:14 | 0:03 | 道の右の木に、国見岳の説明がある。 | 海抜1590米。行場としての山か? |
七曜岳 海抜1584米 |
9:20 | 9:25 | 0:13 | 0:05 | 険しく狭い岩場の山。 | ここからの大普賢岳連山の風景は抜群。大満足。ひかげつつじが咲いていた。 |
無双洞・和佐又分岐 | 9:28 | 0:03 | ここから和佐又ヒュッテとか無双洞へ下山する分岐点。 | 七曜岳から数分程度下る右。 | ||
行者還岳 海抜1548.2米 |
10:50 | 11:00 | 1:22 | 0:10 | この山は、なだらかに大きい山容で、新緑に覆われて優しい山に見える。処が大台ケ原でみるとこの山が卓越したものとして見えたのは翌日であった。 | 山頂では南に物凄い絶壁があり北側と様変わりの急激な岩場の下りが続く。険しく危険の連続である。降りた辺りに貴重な水場があった。小屋が近い。 |
行者小屋 | 11:40 | 12:10 | 0:40 | 0:30 | とてもキレイな小屋で感心した。ここで昼食、神奈川県から来た四人の男性、六年かけての大峯奥駆を計画していた。 | 彼らに祝福あれ。 泊りたい気持ちが起きる小屋。 |
一の多和 | 13:55 | 1:45 | 廃屋の避難小屋あり。ここまでに地元の女性が独り、鹿害防止のため、車百合の保護をしておられた。奈良県自然保護観察指導員だ。とても知的なお方で色々と学ぶものがあった。 | 野草の話題、熊の話題とか豊富であった。大カメの花が目立った。山芍薬の花が沢山咲いていた | ||
分岐道標 | 13:58 | 14:00 | 0:03 | 0:02 | ここに北山トンネル西口への道標があるが左の谷への下山であり間違える処であった。 | 親友が自分の前回登山の時の行程表タイムから一の多和から20分かかるとの指摘で間違いと判断し進むこととした。 |
行者還トンネル西口への分岐 | 14:20 | 14:25 | 0:20 | 0:05 | 私には二度目の道、前回はここから弥山へ登ったのである。 | シャクナゲが満開、今年はシロやしおは見られない。 |
行者還トンネル西口 | 15:10 | 0:45 | 川上タクシー待機中。 | 親切な「山のタクシー・ 川上タクシー電話番号「0746−54−0141」 |
||
総歩行時間 10時間15分 |
休憩タイム 1時間25分 |
実歩行時間 8時間50分 |