2.   「物理識」-現象に対応する知恵

物理とは、物事の(ことわり)のこと。物事の本質の理を知ること。人間が加えた歪みを見抜き、本質に迫る識見である。これは実に肝腎な識である。先生は、寒暑の自然を逆らわず受容して生命力を発展させるのが修行だとされた。