用瀬アルプスは花の山だ!  徳永圀典  
                                         

                                 日本海新聞「散歩道」に掲載さる 平成26年5月3日

 

登山誌「山と渓谷」に用瀬の三角山が「隠れ名山」として紹介され、私は関西圏の知人を案内登山したこともある。
鳥取自動車道の開通で用瀬高架付近で遠望する三角山の格調高い雄姿を全国版だという関西の知人の声も多々聞いた。現役時代に住友銀行山岳会長をやっていたので特に関西圏に知人が多いからだ。

現在83歳、今年の累計登山日は70日、70才代は年間百日は全国各地の高山を登山し各地に沼津アルプス、近くは和気アルプス、須磨アルプス等と名のついた連山があるのを知る。

鳥取県には無い、そこで用瀬の景石城址から、三角山を経て大成(おおなる)(やま)洗足山(せんぞくさん)を縦走し鳥居野(とりいの)までを用瀬アルプスと命名して登山道を整備して欲しい旨の要望書を鳥取市長に提出し用瀬支所の方やら地元ボランティ昨年は登山道整備に参加した。昨年末までに数回縦走頂標識設置した。

去る4
23日、町登山家・田淵貴久氏らと、つつじの一の谷公園から同氏の整備になる三角山支尾根の稜線を初めて登り詰め、岩壁の三角山直下の稜線から大成山、洗足山の縦走を果たした。

このルートはつつじの山そのものであった。行けども、行けどもつつじは絶えることがない。そして某所には、石楠花とつつじの群生、岩うちわの群生も見られ、山桜は満開、コブシもまだ咲いているではないか! 

正に「花の山」と称してよかろう。市街地からは見えないが、落葉広葉樹林の明るい新緑であった。倒木などを整備すれはつつじの山、「花の山」として町興しに貢献できそうだ。危険箇所が二箇所あり初心者には無理である。行程は6時間を要する。

用瀬には、秋葉山(あきばさん)のつつじもあり用瀬町は「つつじの里」として関西圏からの来訪者も期待できるのではなか。

来年の8
11日が山の日として祝日となりそうな気配もある。(初心者には危険な登山)