堀川
堀川や家の下行く春の水 炭太祇
京都の古い川、元は京都の中央を流れる大きな川であったらしい。
丹波とか周山方面から流れていたと聞く。
平安京造営の時、堀川源流を東へよじり、今の加茂川を作った。
運河のような存在になっているが、情緒がありまた語感がいい。
堀川の本来の源流は北区の船岡山東麓だが、現在この付近の水流は暗渠化されており、
地表に水流は見られない。今出川通の南で地表に現れ、堀川通の東に沿って南下する。
一条通の一条戻り橋はこの区間にある。二条城前の押小路通から南は再び暗渠となり、
西本願寺の東でわずかに地上に現れるほかは堀川通の地下を流れる。
近鉄京都線上鳥羽口駅の西で開渠となり、すぐに鴨川と合流する。
2009年3月に琵琶湖疏水の分流を通水するまで鴨川との合流直前を除き
ほとんど水は流れていなかった。
岫雲斎