器量
以上、縷々と解説した、元気から骨力、志気、反省、
義理の弁、見識、胆識が備わり人間の内容が発達する
と、自らの人間の観察力や判断力が優れてくるのだ。
それらが人間としての「器(うつわ)」となる。
この器は、固定されたものではない、借り物でもない。
どこまでも進歩し発展の可能性を持っているものだ。
これは嬉しいことではないか。安岡先生は「あの人物
には器量がある」と言われるように鍛錬すれば良いの
だと。それにより器量ある人物になり得ると。