国際経済状況
1.
アベノミックスは現在は快調。言うことなし。後は実のある成長の矢を固めること。今年の秋までに中長期の財政再建計画を確立することであります。
2.
韓国経済
落日が迫っている
1.韓国には、高付加価値、ブランド力ある商品が作れない。中付加価値の汎用品の生産大国に過ぎぬ。
サムスンにしても世界初めての独自開発技術も商品もない。自動車も部品メーカーが脆弱で、日本に依存している。
2.研究開発能力が低く、模倣と技術輸入国。
3.技術面での不正が多く、新日鉄住金が1000億円の損害賠償を請求している。アップルとの訴訟もサムスンの旗色が悪い。中国に似ている。
2.ウオン安に終止符が打たれる、予想外の黄昏を迎えつつある。
3.中国
中国経済は、最早や「上向かない」
歴史を見ると、
世界が中国に対して持っていた幻想は一気に捨
て去ってきたではないか。
1.
アヘン戦争や義和団の乱の時の清国の弱体ぶり。
2.
文化大革命の実態が暴露された時。
3.
要する中国経済は張子の虎なのである。
それは、そうでしょう。現在の中国でも技術は全て借り物、統計数値のデタラメ、信用できないと世界は信じつつある。実質がないのである。
4.
中国の政府債務の累積債務がGDPの198l。
日本のそれは180l。(年金積み立て、特別積み立て、個人金融資産が別にある)。中国は大国に見えて経済規模に見合う程ポケットは大きくない。
5.
地方政府は莫大な債務を抱えている。中国の金融システム全体を崩壊させるほどのインパクトがある。
日本と欧米などの銀行は、中国の地方政府に資金を殆ど貸し付けておらない。焦げ付きをかぶるのは中国の銀行や国内投資家だ。
中国は一気に金融恐慌に転落しかねなくなるのではないか。
中国30年の高度成長の後半部分は、国有企業や地方政府の意味ま薄いインフラ投資を競って続けた「張子の虎」だったと分る時期が近いのではなかろうか。
中国の高度成長の破綻は世界経済にとり正常化へのステップとなるであろう。
平成25年5月1日
徳永日本学研究所 代表 徳永圀典