伊達政宗遺訓

一、気永く心おだやかにして、よろず倹約をもちい金銭を備うべし。倹約の仕方は不自由なるを忍ぶにあり。この世に客にきたと思えば、何の苦しみもなし。

二、朝夕の食事は、うまからずとも賞めて食うべし。元来客の身なれば、好き嫌いは申されまじ。