「実践知」一思考  徳永圀典

政治のリーダーシップに不安あり、特に菅内閣・民主党には「現実を直視する」という姿勢が欠如している。
リーダーに大切なのは「現実と向き合う力」である。
徹底した現実主義が政府に必要、それは外交・防衛には不可欠で日本人に足りない要素である。

記憶がある、

 1. 黒四ダム建設者は関西電力の太田垣士郎氏

  --この方は大学卒業して阪急電車の車掌をした-

 2. 関西交響楽団の創始者・朝比奈隆氏

  --この方も阪神電車の車掌をした---

 3. 住友銀行元専務で日本総合研究所理事長から

   現在は大妻学園理事長の花村邦昭氏(東大卒)

  --住友銀行入社当時は浅草支店で新規勧誘と集   

   金をした。---

日本敗戦の一つの原因

1.    陸軍参謀部のエリートの机上の原理に拠ると見る(幕末の波乱を乗り越えた明治の元勲なら勝利していた段階で和平に持ち込むと推定。)

2.    バブル敗戦の一原因

大蔵省のエリート官僚の対米マネー戦争敗戦。

東京電力「福島原発」

1.    官僚的閉鎖的、非現場的体質に原因が依拠。

 2.電力会社の非競争体質―緊張感欠如に起因。

菅民主党内閣

1.    口撃のみ、組織の現場実践経験無。―鳩山、菅等

2.    左翼政権の限界を痛感する。

現場を知りぬいた人間がトップに立つ関西系企業

現場を直視し、実態を直視し、大局観―マクローを

総合して「決断」するのがリーダー。

東京電力も民主党政権も

現場大事、この「実践知」、現場を直視するという精神が欠如している。

ただ、単なる現場主義ではない。大局的視野が伴わなくてはならぬ。 

        徳永日本学研究所 代表 徳永圀典