自虐史観考       

GHQによる日本占領は、たった7年間余り、彼らが最も恐れていたのが、明治維新の開国後さらに増幅した日本人の潜在エネルギーであった。

 

GHQとしては、勇気があり、然も、責任感の強い日本民族が再起することを絶対に避けたかったのである。

 

その為には、日本人の、

精神的な自己崩壊を促進する教育政策がどうして必要であった。

 

それに呼応し、便乗したのが、いわゆる「反日日本人」であります。

 

ことに教育界、とメディアが中心となって、自己否定する人間育成に力を注いだ。

 

こうして、ソ連、中国、北朝鮮を礼賛する一方で、日本を貶めることが戦後日本人の言行となった。

 

中国も北朝鮮も、既に「地上の楽園」ではないことは周知の事実だが、朝日新聞はじめとしてメディアに煽られて出国した人々も多いのであった。

 

やはり戦後のマインドコントロールにかかった人は簡単に解けない。その上に、「反日の利権構造」が出来上がっている。出版社、新聞社、労組、日教組等々である。

 

だから、先の大戦後の日本人が直面している精神的な危機は、戦前のようなコミンテルン史観と、戦後の東京裁判史観の合体により齎されたといえる。

 

戦前、戦中に、ソ連とアメリカが日本人に与えた「負の遺産」は想像以上に深刻なのであります。

 

戦後日本人の歴史観を支配し続けてきたものは「コミンテルン史観」と「東京裁判史観」の二つですが、どちらも「自虐史観」と言われる。

 

日教組を代表とする反日日本人たちは、自虐史観に異議を唱える人たちを、こう言う。

 「軍国主義や皇国史観の復活を目指す歴史修正主義者」だと、この言葉も聞いたことがありますね、韓国とか中国のトップの発言です。

 

東京裁判史観による日本人の自虐

1.  敗戦国・日本は悪玉、戦勝国は「善玉」とする史観です。

2.  敗者の日本だけが戦争責任を背負わされた。

3.  法的客観性と公平さの欠如。

4.  不問にされた戦勝国の一般市民に対する無差別攻撃や原爆投下などの戦争犯罪。

5.  日本軍国主義に対する勝利、正義と人道の勝利」の大ウソ

であります。

こうして、日本人が国際社会の生きて行く上で、

政治、外交、経済、文化的に大きなハンディのまま。

 

東京裁判史観により、日本人の子孫まで戦争責任や、戦争犯罪の汚名を着せられ、悪玉視され、劣等感を助長させている。

ことに戦後の教育に与えた影響が大きすぎる、日本人から、どの国民も当然の、愛国心まで奪ってしまい「謝罪と反省」が行事化させられているのであります。

  

         平成2761

 

  徳永日本学研究所 代表 徳永圀典