神社庁 青年神職研修会「徳永圀典の講話」@ 於米子市皆生温泉
                                 平成183月講演記録   

神道風の書き方で編集

1日

皆さん、朝早くから本当にご苦労さまでございます。御紹介賜りました徳永圀典でございます。ようこそ鳥取においでくださいました。皆生温泉の昨夜はいかがでございましたでせうか。
今回は神道青年全国協議会中央研修会の御開催、まことにおめでたうございます。全国各地からお集まりになりまして、「和魂」の探究と確立を主題として御研鑽、まことに私は時機を得たものだと思ってをります。深い敬意を表したいと思ひます。

2日

開催要綱を拝読いたしましたが、既にその中に的確に我が国の現今の問題点を鋭く御指摘されてをられます。中でも「一旦主権を脅かされる事態が起これば、毅然として対処すべく、日本国民としての覚悟を持たねばならない。」この御指摘こそ、私は核心に触れるものと思ふものであります。普通の国家民族でありますれば、真っ当な認識でありますが、我が国はこの毅然、厳然たる国民の意識、精神の欠如が歴史上かつてない惨憺たるありさまだと思ふからであります。日本人が魂、大和魂が抜けてをることに起因してゐると思ふものであります。

3日 考へてみますと、日本は戦後六十年たちました。二世代経過したことになります。この間、経済的繁栄をすればするほど、精神の活力を失ふといふロジックに気がつかないままに経済の大崩壊をしてしまひました。私は二十一世紀はかつてない人類の生存競争、本当に生存競争が始まると思ってをる者であります。熾烈な国際競争。その前に日本の精神を以前のやうに根本から直しませんと、間違ひなく崩壊すると。
4日

日本は四十年サイクル、皆さん御存じでございませう。幕末にペリーに脅されて四十年。あのときに日本は不平等条約を結び、銀本位制でありましたけれども、外人の狡猾なやり方で金小判が大量に流出しました。そして、万国法と称する白人のつくった勝手な国際法で、日本は治外法権を許し、関税の不平等を解消するのに陸奥宗光が明治四十年ぐらゐまでかかりました。
それに発奮して日本が明治から四十年かかって、明冶三十七、八年、日露戦争で世界から軽蔑されてをる黄色人種が白人を破った。御存じですね。それから四十年たって、日本は思ひ上がって敗戦になりました。戦後は、後でお話しますけれども、経済で生きるしかない、町人国家になりまして、それでも根が優秀ですから四十年かかった昭和六十年、世界の経済ナンバーツーになりました。そのとき日本は世界の金融資産の三分の一を握ってしまったのです。昔から金持ちといふのはねたまれるものなのです。世界各国からいちゃもんつけられてをるのは、やっぱり日本が余りにも成功したといふ点があるだらうと思ふのです。

5日

このやうに四十年周期を考えると、大変な二十一世紀になると思ふものでありますが、ここで本当の精神の確立をしなければ日本は間違ひなく滅びると確信的なものを感じるのです。古代から伝統ある日本文化の揺るぎないアイデンティティを本当に確認しませんと、皆さんが私どもの年代のころには大変なことになってゐる。四十年周期で、上がり下がり。経済が昭和六十年上がり、それから二十年たちました。国の権威はもうどんどん落ちてます。中国のどなたかが、あと二十年たったら日本といふ国家はない、なんて言ってましたけど。
 さらに恐るべきは歴史上中国がかつてないほどの強大な国家として一つにまとまりました。四千年前から間違ひなく古代中国文明は大したものですよね。日本も学びました。しかし中国はみんなばらばらでした。眠れる獅子でした。しかし、よくも悪くも共産主義ですけど中国は一つになった。
 ここらで世界の覇権を握らうといふ気持ちが起きて当然でせうね。しかもその上に、朝鮮半島といふ橋梁的な性格の半島国家が、一つになりさうである。かうなると、日本は過去二千年経験のない統一半島国家をにらむことになるだらうと思ふのです。私は潮先生や宮川先生みたいに話が専門ぢゃございませんので、どうぞその点前置きが長くなりましたけれどもお許し願ひたいんです。

6日

それだけに古代から優秀な日本文明への価値観、自信、本邦精神、それが大和魂だと思ふのです。その文化の担ひ手の核心が皆様神職だらうと思ってをります。神職の皆様の出番に間違ひない。神道、日本の神様の原理と私は申してをりますけれども、これこそ二十一世紀の地球人類を救ふ原理にならなくてはをかしいといふことをこれからお話申し上げてみたいと思ふのです。
その神道の魂の再生。それも「にぎたま」でなしに、私は「あらたま」でもってこの国難的なものに対処しなければいけないといふ気がしてをるのです。

結論から先に申し上げるやうでありますが、政治家も官僚も、あの妙なメールの衆議院議員を含め、新聞記者なんて実にくだらないものが一杯をりますよ。国民一人一人がリスクを取る覚悟をしなければ、新しい歴史教科書の問題とか、私が見るところ、在日朝鮮人、韓国人が、官民挙げて各県に行って担当者を責めあげてます。それに論理的に対抗できる知能、勉強と勇気がないから、各教育委員会、学校の先生の司、司がやられるから、こんなに日本がガタガタになってゐるんだらう。

だから日本はさういふ意味で、自信を取り戻さなければいけないといふ観点でいろいろ毒づいてみたいと思ひます。

7日

本当に嫌な世の中になりまして、これは日本ではないなと。二千年ここまで来たら先祖に申しわけないなと。あらゆる部分がたるんでをりますね。お医者さん初め、もう本当に情けない。実はこの間も十日ほど前に登山いたしまして、和歌山県のある海岸近くのホテルに泊まりました。給仕に出るドイツ人。もうすばらしい日本語、敬語を使ふのです。ほかの日本語の女性なんて・・・もう、びっくりしましてね。日本語を外人に習はなきゃいけなくなってますね。
 だから本当の国益の何たるかといふよりか、日本人が寄って立つべき国史と国防を省みず、片仮名英語を使ひ、アメリカの属国であるのを恥と思はない人間になってしまってゐると思ふんですね。

 財界幹部からしてさうですね。奥田経団連会長でしたか。それに元同友会代表幹事の小林陽太郎。商売だけのために総理に靖国神社に参拝を進言するとは、まことに現役指導者には国家観がありません。私、この間、今月ですが、日本海新聞にこのことを書きました。さうすると、鳥取県の前の知事の西尾さん、よく知ってゐるんですが、「思ひ切ったこと書かれますね」って。その点、JR東海の葛西さんなんか立派なものですわ。中国に新幹線技術を売る必要はないと。 

8日

鳥取県でもさうですね。皆さん、大変失礼ですが、安重根といふ名前、御存じの方、失礼ですが、手を挙げてみられませんか。安重根。

 うーん……ざっと一割、二割もありませんね。情けないですね。

 実はこの間、産経新聞に出てゐました。安重根といふのは、皆さん、伊藤博文は日本の初代総理です。この方は韓国を併合したらいけないといふ論者でした。西郷隆盛が明治初年に征韓論をとなえました。しかし、日本が韓国を併合したのは、明治四十三年ですね。我慢してますね。当時の国際情勢から、それほど辛抱強くやった。その併合前年に安重根が朝鮮総督府だった元初代総理の伊藤博文を暗殺したテロなんです。これが中学校の日本の教科書に韓国の英雄として載ってゐるのです。こんなバカな国はありませんね。

 皆さんにもしも中学生や子供さんがをられたら、自分の子供さんの教科書に目を通してほしいと思ふのですけれども、その安重根の書を鳥取県知事の片山さんが、一昨年北朝鮮に行って、彼の書を買ってきて、表装して、鳥取県立博物館に掲げてゐるんですよね。これを鳥取の仲山一成といふ人がいろいろ交渉して、今、撤去してあります。

 恐るべきことですね。本当に国家たるものがわからない、国家観のない政治家や、かういふレベルの低い指導者がいっぱい出ていると私は思ひます。言語道断ですね。指導者層に国家、歴史、国土に関する知的気概がないんだと思ふわけであります。

 実際、戦争に負けると、かういふことになるので情けないですね。敗戦したといふことは日本が禁治産者の囚人になりました。主体性のない禁治産者。自分の祖先の祭りである神道とかあらゆる日本の伝統の削除を、強制削除させられたんですよね。そのときの占領軍の命令を今だに左翼ほど守ってをるのです。もう情けないことですねえ。

 爾来、日本は町人国家として先祖を忘れて、ただお金だけの国家になってしまった。ただ、戦後は和魂を持ってゐる世代がをりました。しかし和魂がなくなりますと、これからさてどうなりますか。本当に心配であります。私、昭和六年生まれでございます。石原慎太郎が七年。それから田久保忠衛。それから渡辺昇一先生、みんな私の年代です。これが最後の年代ですね。私たちの世代が居なくなると、こんなことを言ふ人間ゐなくなります。

9日

 だから本当に私も命がけで言ってゐるつもりなんでありますけれども、本当に戦後はさういふ国家観がないもんですから、属国が当たり前になってゐるんですね。何も一等国といふのは物理的にいいといふわけでなくて、国家としての矜持を持って生きてをったといふことだらうと思ふのです。
だから戦後世代が本当の日本の国史をみづから学ばないで近隣諸国の主張する歴史をそのまま信じてゐるんぢゃないかと思ふのです。河野洋平、宮沢喜一、それ以降、細川、村山内閣の日本侵略国家容認発言以降、本当にをかしくなりました。自民党政府はそれまで侵略といふことを認めてなかったんですね。ここ漸く二〜三年に、日本人がをかしいなと思ひ出したのは、北朝鮮の拉致、韓国の竹島支配、尖閣列島、中国の台頭による領海侵犯等々、教科書への執拗な内政干渉からです。さういふことから日本人も思ひ出した。本当に国家の歴史の真実をないがしろにしてきたと。そして自分の国は自分で守るといふ勇気、そして知的気概に欠けている。

10日

今回のテーマの魂、和魂の探究と確立といふのはまことに意義のあることだらうと私は思ふのであります。
 日本がなんでこんなにをかしくなったか。私は大きく分けてこの百数十年、二つあると思ふのです。一つは間違ひなく明治維新のときに文明開化と称して欧米への文明傾斜度がひど過ぎまして、当時、ばかな知識人が日本は過去には歴史がなかったと。これから本当の歴史が始まるなんて言ってゐるんですよ。そのときに、怒濤のやうに西洋文化が入ってきた。
 しかし文明といふのも、日本の伝統、日本の過去の文明を見れば文明開化なんて笑止千万です。私はさう思ってゐるのです。

11日

戦後は特にひどくなりまして、ご存じのやうに日本の伝統を全部進駐軍命令でやられました。伝統の断絶が起きてをる。今、構造的に危機的な状態であると思ふのですけれども、潮先生とか三十代、あるいは一部、安倍晋三さんとか四十代で、しっかりしたのが出てこられました。
 一番いけないのは、団塊の世代と言はれてをります。私が言っとるんぢゃないですよ。

 それともう一つ、御存じのやうに東京裁判。よく学ばないで、日本人が毅然としてやってないことが原因だらうと思ふのです。
 敗戦の時、八月二十八日から九月二日までの六日間にアメリカ軍の軍隊が日本に上陸して、百三十件の略奪、婦女暴行が起きてゐるんですね。戦争に負けるってこんなもんよ。いっぱい強姦されたわけです。

12日

A級戦犯と評された人で、重光葵さんといふ人がをられる。開戦当時の外務大臣で、九月二日に戦艦ミズーリ号に日本がマッカーサーの立ち会ひのもと、日本の外務大臣の重光葵と降伏文書に調印するんです。持って帰って見ると、軍政を敷くと書いてあると。それで、翌日、重光葵さんはマッカーサーと直談判しましてね。ポツダム宣言は受け入れたけど、ポツダム宣言は無条件降伏ではないと。だから軍政を拒否すると。さすがに、マッカーサーも退いてね、日本政府を通じて統治する間接統治になったのです。これは大日本帝国の掉尾を飾る迫真の交渉なんでせうね。侍なんですよね。
 そして重光葵さんは七年の禁固を受けて、昭和三十二年でしたか、日本が昭和二十七年に講和条約を結びまして、初めて戦後国連に入ったとき、その戦犯であった重光葵さんがまた、外務大臣でしてね。万雷の拍手を受けて国連に乗り込んでゐるのです。だから今は、中国とか韓国といふ講和条約非当事者は発言したり、文句は言へないってことなんです。この間、産経新聞に出てましたけどね。さういふことも御存じでせうけれども、思ひ出してみたいものだと思ふのであります。

 現天皇陛下の御誕生日にA級戦犯を絞首刑にするなんて、こんな日本の魂と違ひますよね。白人の本質ってかういふところあるんですよね。

13日

しかしアメリカにも立派な人はをられて、御存じでせう。リアード博士といふ立派な歴史学の権威が、ルーズベルト大統領が日本を誘ひ込んで侵略戦争を起こしたと。アメリカの公式資料に基づいて書いてゐた本があるのです。それを見て、アメリカの青年の詩人、コーエンといふ人が申しわけないと。多くの人を処刑して、そして処刑場の跡の巣鴨拘置所跡に来て、一つの詩を残してゐるんですね。皆さん、御存じだと思ひますけれども読んでみます。

 「ああ、アメリカよ、法を曲げ、正義を踏みにじったジョージ・ワシントン、アブラハム・リンカーン、いまや黄泉にて汝の非道に涙す」と。かう言ってゐるんです。

 だから本当に日本は自衛戦争だったんですね。

 さういふことで、東京裁判といふ国際法違反と、捏造と事後法裁判といふ、言ふなれば侵略戦争、植民地支配、残虐性の民族、この三つをあたかも日本が行ったかのやうに日本人にたたき込んだんだ、それがまだ残ってゐるのです。

 真実は逆ですよ。白人こそ世界の侵略国家なんですね。

14日

 その占領政策が今なほ、毒のやうに残っていて、六十年たっても、麻痺してしまってゐると私には映るのです。実際、日本を支へた原点は日本神道であるとマッカーサーは確信しまして、だから神道殲滅計画立てたのを皆さん、御存じでございませう。マッカーサーが日本神道の国家神道の原点である國神社や明治神宮、伊勢神宮、熱田神宮、神社の焼き払ひを命じたのです。御存じでございませう。
 それをローマ法王庁の日本の代理公使であったピッター神父が諫言していさめたのです。そのかはり、日本の精神の根底にある強烈な愛国心を抹殺する、大和魂を抜くこと、その根本は神道であると思ってゐるから、神道をこのやうに外してしまったんですよね。皆さん、釈迦に説法で御存じでございませうけど。
 ローマ法王が数年前に世界に謝罪してましたよ。大体、一神教といふのは御存じのやうに異民族を殺してもいいんですよね。だから、御存じのやうにいろいろ西洋歴史で、民族の大移動とか十字軍とか、もっともらしい名前をつけてをりますけれども、あんなの侵略に間違ひないわけです。民族大移動と言ったような表現はみんな、これは侵略なのです。

15日

そのかはり神道を進駐軍は抹殺しようとして、国家神道を外さうとした。さういふことを一日も早く本当に抜き切らなきゃ、本当の日本人に戻れないなと思ふのです。
 しかし、当時、進駐軍と申しますのは、進駐軍と共産党と学者がグルでしたね。それが残ってゐるのです。だから今の朝日とか毎日、日経、NHK、本当にをかしいテレビ、新聞いっぱい流してますね。正しく見えないんでせうかね。余り勉強してないから。
 だから問題は日本人の中にある反日分子だらうと思ふのです。私は公明党が与党となって自民党と組んだことで、本当の真性保守がをかしくなったなと思ひます。これ、私がインターネットで調べたんですが、公明党の池田大作さんも成太作、元朝鮮の人。土井高子も李高順、社民党の福島さんは趙春花。日本人になってをって、反日しなきゃいいんですけど、みんな参政権ある。みんなさうなのです。これ、インターネット見て、ああさうかと思ったんですけど。 例の朝日新聞でNHKと問題を起こした本田記者は崔泰英。筑紫哲也は朴三寿。佐高信は韓吉竜。日本人の私は隣国と仲よくしたいんですけれども。反日しないんだったらいいんですけどね。いっぱい働いてをられましてね。さういふのがNHKとか朝日とか幹部になって、いろいろ言って指導権を握ってゐるといふのは、何か妙な方向に行ってゐるやうに思います。

16日

日本はバブルで崩壊して、今戻りつつあって、世界的に見て、日本経済は物すごくいいコンディションにあるのです。日本の銀行が百兆円自腹切って今何とか日本は物すごくいいコンディションにあると思ふんですよ。

 日本は非常にいい技術とかいろいろないい面がある。これがまた嫉み、さらに政治的な面で普通の国になってしまふと困るから、今のうちに國問題を起こしたりして、私は韓国や中国がたたいてゐるんだらうと思ふんですよね。
 実は私、これもインターネットでしたけど、中国共産党の「日本解放第二期工作要領」ってあって、数年前から国民新聞に出てゐる。びっくりしましたね。中国に必ず国会議員を呼ぶやうにしろとか、金が必要ならどうするとか、もう、三S政策で、日本、天皇抹殺するまでの指令が出ている。インターネットで私のホームページも紹介してますけれども、中国共産党日本解放第二期工作要項、これ、中央学院大学の西内教授が昭和四十七年にアジアに訪問されたときに偶然入手された秘密文書なのです。これは「Will」の二月号に出てましてね。全部ぢゃありませんけれどもね。これを見て、日本の今の惨憺たる現実はこの通りになってゐますよ。一度、御興味のある方はお読みになったらどうかと思ふのです。

17日

私が勝手なことを言ってますが、これらの情報はインターネットで知った話で、事実は確認してないのですけどね。インターネットの世界ではもう、当たり前のことのやうであります。
 さらにもう一つびっくりしましたのは、英国のBBC放送によると、街宣車で町を占拠する右翼の主張、天皇制復活、民族、あれですけど、実際の構成員は国粋主義者と相いれないはずの韓国人、朝鮮人。それが日本のイメージを落とすために街宣車でやってゐると。これ、BBC放送が言ってゐるんですよ。日本の新聞は書かないでせう。日本の新聞なんて、産経以外は本当に信用してはいけません。私、をかしいと思って朝日新聞なんてやめて三十年なります。日経でもNHK、御存じでせう、中国共産党なんですよ。もうスパイしてゐる。自分の都合の悪い国は追ひ出す。それをありのままに受け取るのもいけないのに、自分たちが、要するに籠絡されてゐるんです。NHKなんか中国中央放送局から部屋を借りてゐます。だからあんな記事書くんですよね。

18日

さういふこと、日本人、案外知らないんですよ。情けないぢゃないですか。だから新聞なんて、僕なんか信用しませんよ。あんな物。
 朝日、とってる人、やめられたら、今日毒づきますからね。
 本当に情けない国になってをるなと。日本人はタカ派とか右翼とか言はれますと、びびっちゃうんですよ。なんでびびるんですか。韓国とか中国なんかは日本の国旗焼いたり、日本がちょっとやったらワーッといって、あいつらって言ったら悪いですけど、彼らほど大右翼ばっかりぢゃないですか、あの国は。日本人なんかで大右翼とかタカ派と言はれて、安倍さんは立派ですよ。タカ派と言はれることが国家を愛することになる、非常に光栄ですと。宰相の器ですよ。岸信介の孫ですよ。日本人が一人づつやらなければいかんと思ひます。だからそれを乗り越えるには、本当に国民一人一人が歴史とか東京裁判とか本当の史実を学んで、日本人の知を磨かなきゃいけないと。余りにも音痴過ぎるといふ、皆さんのことぢゃありません。

19日

そして、今言ひましたやうに片仮名語が氾濫。国家といふのは物でも、カネでもない。国語を失ったら、もう、国家は滅びるのに、こんなありさまですね。
 御存じでせう。日本は漢字は中国から学びました。しかし日本は一説では、約二十万語と言はれる国字、和製漢字をつくっていゐるのです。例へば中華人民共和国、このうち中国製は中華だけ。人民も共和国もみんな明治の日本人がつくった国字、和製漢字ね。これは僕が四月に、また、新聞に書かうと思ってゐるのですがね。
 それどころか、片仮名語、ばっかみたいな英語。僕は住友銀行で若い時に英語の通訳してましたからね。だから若いとき、白人とか華僑とつき合ってゐたんです。英語でコレスポンデンスもやってまして、今大分忘れたけど、やってゐた。
 やっぱり白人より中国人がいいなあと思ってゐたんです。彼ら、タイジンの感じを受けましてね。今の中国は全く違ひますね。だけど白人も信用してませんけどね。

20日

 それどころかもう、私もロータリークラブ入ってましたけど、ロータリークラブなんか行くと、だれかメンバーが誕生日が来ますと、ロータリーソングでなしに、ハッピーバースデーツーユーを歌ふんですよ。幼稚園に行っても。家庭でもハッピーバースデーを歌ってをられることはありませんでせうねえ、まさか、御神職の方が。笑ってをられると、やってをられるんぢゃないですか。

 やめてくださいよ。日本語の誕生ソング、お教へしませうか。どうでせう。〔拍手〕

 やります。ぜひ、神職の皆さんが御家庭で英語の誕生ソング、やめてくださいね。

 『いーはへーや、いーざー、きみの誕生日、いついつまでもー、すこやかなれー』

 ええでせう。〔拍手〕

 いや本当に。英語なんて僕は知ってますけど、単純ですよ。二十六文字だけ。世界で漢字と片仮名と平仮名で自由自在に百人とも全部書けるといふのは日本人しかゐないんですよ。アメリカなんかレベル低いんです。本当に低い。外人といふのは顔つきはいいけど。
 それがわかったんですよ。この間の野球。WBCですか。あれ、ニューヨークタイムズが褒めてをったです。日本の野球すごいって。でも、王さんの八百何本ってホームラン認めてないんですよ。日本のホームランのうちに入らんと思って。それがこのたびのをかしな審判ね。日本はリーグ戦なら抽選して公平にするでせう。アメリカは負けるやうな相手には、自分が勝手に恣意的に選んだりするリーグなんです。だからああいふ問題が起きる。これが白人の白人たるゆゑんなのです。

21日

例へば荒川選手のイナバウアーといふのは御存じでせう。女性の名前です。あれはイナバウアーがなぜ採点されたのか。以前はされておったんです。日本人ができるやうになったら物差しを外してるんです。これが白人の狡猾さ。だけど白人は五百年間世界を動かしてきましたから、世界経営には長けてゐるんですね。さういふことなんですよね。
 本当に皆さん、誕生ソング、いいでせう。僕は本当にこれを僕のホームページに紹介してますけど、英語の歌を神職の御家庭で絶対やめてくださいね。
 『いーはへーや、いーざー、きみの誕生日、いついつまでもー、すこやかなれー』

 いいでせう。僕は本当にええと思ふんですよ、これ。ぜひね、皆さん、お願ひします。

 さういふことで、日本が侵略国家であるといふのは大きな間違ひであって、それを信じてゐる人が多い。中国の教科書、韓国の教科書、私読みました。チベットで千五百二十万人殺してゐるのを、進出と書いてます。韓国もベトナムで物すごい頑張ったんですけど、一万人の私生児を残してます。すこしも書いてません。侵略国家だと認めると修正不能となりまして、消えることのない国家として烙印を押されて、子々孫々まで国民を苦しめ、精神を傷つけ、国家の果てしない凋落を招くんだらうと思ひます。

22日

「マオ―毛沢東の真実」といふのが、皆さん、最近出ました。盧溝橋事件といふのは東京裁判でも認めてゐない、あれは現在の中国共産党が日本と国民党政府両方に砲弾を撃って戦争をさせたと。それはもう史実です。だから中日戦争といふのは日本が一方的に起こしたわけではないのです。

さらに驚くことには、「毛沢東の真実」といふ本が最近出ました。これによりますと、ソ連のスパイが盧溝橋事件は日中戦争を起こさせたと。そして、日本人が起こさせたやうにしたのがスパイだった。新しい史実がどんどん出てきます。
 歴史といふのは勝者の原理になるのですけれども、それを知的に我々は克服していかなければ日本の国家の未来はないと私は思ふのであります。本当に日本人の戦後の洗脳をやってゐるのはNHK、朝日新聞、岩波書店。ばかな村山総理なんか、マハティール首相に謝罪に行きましたね。五十年も前に起きたことを謝罪し続けることは理解できないと、マハティールに言はれてますね。フィリピンなんて、ラモスさんも「なぜ日本だけ五十年前の戦争を詫びるんだ」と。イギリスやアメリカは侵略しても詫びない。本当にね、これだけ国際化いたしますと国民は声を出して応援しなきゃいけませんね。

23日

日本が謝罪するから中国が増長を始めたと思ふのです。日本が成功したから、お金もあるし、おとなしいから、寄って集っては、いちゃもんつけられとるといふ構図が見えますね。それには政治家が、石破さんなんか違ひますけど、鬼のやうに国家を守るという気迫、信念、侍精神、大和魂が抜けてをるだらうと思ふのです。本当につまらん代議士がをりますね。それを当選させる人が悪いんでせうけどね。

 講和条約ですべて戦争は終結しとるんです。多分、中国などに行って美人局をやらされるとか、多分、カネ玉もらってゐるんでせう、飴玉ぢゃなくて。間違ひないですね、本当に。いや、本当に情けないです。今日は毒づきますと申しましたんで、毒づかせてください。

24日

 「あなた方、日本は先の大戦で負けて、勝った私どもオランダ人は勝ったの大敗をしました。今、日本は世界一、二位を争ふ経済大国となりました。私たちオランダ人はその間、屈辱の連続でした。即ち、戦争に勝ったはずなのに世界一の貧乏国になりました。戦前はアジアに本国の三十六倍もの大きな植民地、インドネシアがあって、石油、資源、産物で本国は栄耀栄華を極めてゐました。今のオランダは日本の九州と同じ広さの本国だけとなり、あなた方日本はアジア各地で侵略戦争を起こして申しわけないと、諸民族に大変迷惑をかけたと、自分をさげすみ、ペコペコ謝罪してゐますが、これは間違ひです。あなた方こそ、自らの血を流して東亜民族を開放し救ひ出す、それは人類最高のいいことをしたのです。あなた方の国の人々は過去の歴史の真実を目隠しされて、今度の大戦の目先のことのみ取り上げ、あるいは洗脳され、悪いことをしたと、自分で悪者になってゐますが、ここで歴史を振り返ってみる必要がある。本当は白人が悪いのです。百年も三百年も前から競って武力でアジア民族を征服し、自分の領土として勢力下にしました。植民地や属領にされて長い間、奴隷的に酷使されてゐた東亜民族を開放して、ともに繁栄しようと理想を掲げてきたのが大東亜戦争ではありませんか。本当に悪いのは侵略して権力を振るっていった西洋人です。日本は敗戦したけど、アジアの開放はできた。その結果、アジア諸民族はおのおの独立を達成した。日本の功績は偉大です。血を流して戦ったあなた方こそ、最高の功労者です。自分をさげすむのをやめて、堂々と胸を張って誇りを取り戻してください。」

25日

私が本、三冊目を出しまして、商業出版しろと言はれて、今日持ってきてをりますが、その「人類最高の良いこと」といふのはここから出したんです。これをやることが日本人に今、必要なことだと思ひますよね。これは先祖の名誉を回復することなんですから。
 それなのに、広島の原爆の慰霊塔に行きますと、何て書いてあるか御存じですね。「再び過ちを起こしません」。これ、主語はだれですか。アメリカ人ならわかりますよ。これが日本人だとすればナンセンスと思はれません? 主語はアメリカ人ならわかるが、日本人が「再び過ちは起こしません」。アメリカに原爆を落として殺されたんですよ。これほどぼけてゐる話ありませんね。

26日

市場経済ですけど、これいけませんね。宮沢さんなんか当時、アメリカの財務長官のルービンとか、もう一人、サマーズがゐた。宮沢さんが蔵相のときに一喝したら彼は態度を豹変したってアメリカの新聞に書かれて笑われてをりました。これが政治家の実態ですよね。ああ、宮沢さんなんて本当に、広島県の人おられましたら申しわけないですけどね。情けないですねえ。本当に。重光葵さんのような侍がいなくなったんですね。
 例へば櫻井よしこ先生、頑張ってをられます。彼女に論破できる人、中国人でも一人もいません。みんなあそこまでとは言ひませんけど、私はだから歴史の語り部、草の根の語り部といって、かういふ機会が割とあるもんですから頑張ってゐるんですよ。この年になって恐れるもの、何もありませんからね。いやもう本当に日本のために情けないですから。今のままでは先が見えますから。

27日

人類史的に見ますと侵略国家は欧米の白人ですね。歴史の世界を地理的に、鳥瞰的に、俯瞰的に、五百年のスパンでひとつ皆さん、見てください。近世世界史はコロンブスのアメリカ大陸発見、五百年前です。これを見ますと、その五百年の白人の歴史の延長線上に人類歴史を見ますと人類の真実が手に取るやうに浮かぶのです。
 さういふ意味で大東亜戦争、私、太平洋戦争といふのはアメリカ軍の命令の言ひ方ですから言ひません。大東亜戦争の位置づけを見ますと、日本の存在といふものの人類史的意義が手に取るやうにわかるのです。この巨視的な歴史観で見ますれば、隣国等の雑音は本当にとるに足らない顕微鏡的な問題で、歴史の本質からほど遠いと私は思ふものであります。

28日

 彼らはもっと成熟しなければいけません。御存じのやうに十六世紀はポルトガルとスペイン。覇権国です。五百年前にスペインが種子島に来ました。十七世紀はオランダ。十八世紀になりますと英国とフランス、そしてロシアが加はる。十九世紀になるとヨーロッパ諸国は一斉にアフリカをやった。だからアフリカの国境といふのはみんな線でせう。白人が線で切り取ってゐるのです。今のアフリカがあんな惨憺たるありさまは白人のせいなのです。

29日

 そして、奴隷売買してゐます。アメリカで一億。アフリカで一億、二億ぐらゐ殺されてます。イギリスなんてインドで人類の歴史にないぐらゐの搾取を行ってゐると書いてある。イギリスなんか植民地にしていたセイロンですか、「今日は原住民を何匹殺した」といふのが記録に残ってゐるんです。

30日

そして日本では宣教師。宣教師といふのは貿易の尖兵で、鉄砲と十字架を担いで世界の黄色人種の土地と富を略奪し、原住民を殺戮したのがこの五百年間だと思ふのです。 

彼らはゴッドの名のもとに正当性を主張してゐますが。もともと一神教といふのは異教徒を殺してもいいんですから。で、日本は御存じのやうにペリーに恫喝されましたが、大和魂がありましたから、ガンと跳ね返してきたんです。