「親しき仲にも、礼儀あり」
「親しき仲にも、礼儀あり」
家族や親しい友だち・知人には、心を許しているという気の緩みから、度が過ぎてしまう態度をとってしまえば、いくら親しい人とでも、人間関係は悪化します。
気をつけなければいけません。
約束を守ることの大切さ、特に時間を守ることの大切さは、重要です。
時間に遅れることは、相手の時間を奪うことになります。
他には、丁寧な言葉遣いです。
言葉は、言霊という波動で影響力があり、心にも伝わっていきます。
どんなに親しい人でも、不愉快な思いをさせるような乱れた言葉遣いでは、不調和の原因になります。
誰とでも、態度を変えることなく、謙虚で丁寧な言葉遣いをするように、気をつけていきたいと思います。
約束を守る大切さや丁寧な言葉遣いはもとより、簡単なこと、当たり前のことをやり続けることは、もしかしたら、一番難しいことかもしれません。
しかし、些細なことでも地道に、まじめにコツコツとやり続けること、その努力が、やがて大きな光となって、よい世の中へとつながっていくというお話を聴きました。
何でも本気になってやろう、約束は守ろう、よいことは続けよう、と自分自身の意志が必要となってきます。
ただ、あまりがんじがらめに深刻に自分自身を縛り過ぎるのもよくないと思います。
私は少しだけ緩めること、心のゆとりを持つことも大切だと考えています。
つまり、どちらにも偏らない真ん中の道です。
それには、ゆるがない芯、不動心があることが前提です。
「親しき仲にも、礼儀あり」、「約束は守る」、「丁寧な言葉遣い」、を大切にしたいと思います。
平成21年6月1日
徳永日本学研究所 代表 徳永圀典