617日 神鑒(しんかん)

 神有り?(しん)(くだ)る。(けい)(おう)これを内史(ないし)()に問うて曰く、これ何の(ゆえ)ぞや。(こた)へて曰く、国の将に興らんとするや、明神之(めいしんこれ)に降る。その徳を()るなり。将に亡びんとするや、神又之に降る。その徳を観るなり。故に神を得て以て興る有り。亦以て亡ぶ有り。()()(しょう)(しゅう)皆之れ有り。  春秋(しゅんじゅう)(さし)氏伝(でん) 荘公三十二年