中国デカップリング政策
―ハイテク鉄のカーテン到来――
1. トランプ・アメリカは、中国を国際経済から、切り離す「封じ込め策」を矢継ぎ早に打ち出して実行している。チャイナ分離・即ちデカップリングである。
2. 経済冷戦の時代の到来である。
「ハイテクの鉄のカーテン」時代である。
3. 中国は自由経済システムに相いれない。共産党が経済をコントロールし、支援し国の軍事大国を目指す恐るべき国家であり、アメリカの措置は遅きに失している。
4. 中国は、妥協しないであろう。それは習近平の国家目標と相容れぬからである。
5. 大人口を抱えて既にAIとか5Gでは先端を走っている中国、対立は当然の推移である。
6. 一路一帯は、地政経済学的に、中国を世界の派遣国家たらしめんとするものである。
7. 自由経済の根本理念の相違であり、西側は「引くに引けない」のであります。
8. トランプは中国の世界工場の引き離しに懸命である。
9. 中国が引かぬとなれば、5Gデジタルはアメリカと中国に二分化もあり得るのであります。
10アメリカの世論は、共和党も民主党も対中国では一致しており世界は難しい局面を迎えそうである。
令和元年6月3日
徳永日本学研究所 代表 徳永圀典