中国の経済構造研究

1.    トランプは中国に2000億ドル貿易削減要求した。

2. 中国はリーマンショックの2008年以降、アメリカがドル紙幣を乱発、それは5年間で約四倍の3兆ドル以上増やした。それが中国に入り高度成長に貢献し今日に至った。

しかも、知的財産権侵害、ハイテク技術窃盗。トランプが怒るのは理解。

3.それが中国をして、経済、軍事両面での大膨張の原動力である。一帯一路、AIIBなど世界制覇へと連動している。

4.中国の外貨準備構造

1.    昨年の中国経常黒字 1200億ドル以前は2000億ドルで大幅赤字化

2.    中国外準高算出構造

1.貿易黒字 2.外資直接投資分 3.債券発行4. 銀行借入

  3.要するに負債込みであり見掛け倒しの額。

  4.その上、資本逃避が絶えない。

5.アメリカが2000億ドル削減要求は、中国はとても飲めるものではない。中国の瓦解を意味する。

 それは、日米とも中国と一体不可分のなりつつあるからだ。

 中国がアメリカの要求を飲めば立ちどころに経済破綻する。

6.    中国の最近の日本接近は、AIIB、一帯一路への資金的不安が背景にあると思考する。韓国同様、底上げ外準によろう。スワップ協定を望んでいるのはその表れである。

7.    米中の貿易戦争は、続く

  かかる背景があり、2000億ドル削減は中国の基本構造に迫るものであり容易ならざるもの。貿易100年戦争勃発ではないか。

           平成3064

       徳永日本学研究所 代表 徳永圀典