徳永の「世界管見」中国の意図 平成306

 

1対外債権高  債権から債務引いた純資産高

 一位 日本 対外資産が1012兆円、27年間連続一位

 二位 ドイツ     261兆円

 三位 中国      204兆円

    日本は超大国です。

 

2.世界のマネー

 マネーに異変が起きている。

端緒はトランプ法人減税 関税引き上げ

アメリカ金利上昇

 国際金融協会によると、先進国から新興国へ流れるマネー

 は息の長い工場建設等の直接投資から証券投資に置換中。

 

 グローバル経済の供給地に組み込まれていた新興国は、輸出と雇用拡大で急成長を遂げ先進国をも潤してきた。

 

 アルゼンチン金利年40%に跳ね上がった。

 トルコリラは過去最低まで低下。

 韓国の  韓国 М撤退 

 

    グローバルマネーの流れが逆行しつつある。

 私の関心は

  中国の外貨準備は、日本と異なり債務を引いていない。

  歴史的に勘繰るー

アングロサクソンのマネー操作があるのかな?と。

 

3.           トランプ政権

 日本が望みえる上限の最高の布陣である。

   ポンペオ国務長官、マティス国防長官、

   ボルトン安全補佐官、 シュライバー国防次官

 と言うことは、これ以上の安保事態となれば、日本が国家として当然対策するべきもの。

    森かけ丼ばかりの日本にその「自覚」ありや?

    トランプがここを突いてくる筈である。

 

4.           中国の意図

 間違いなく、現国際法に代わる「中国主体の国際法」を狙っている。

 中国が対日態度を変更したのは

1.    大国としての地位を実力的に確立したと認識した。

2.    国際社会へ「中国流対日認識」を拡散しようとしている。--韓国とも連携し慰安婦像、孔子廟建設

3.    その過程で「日本は相対化され弱小化」される。

王外相の発言でそう確信した。

  中国外交を総括した王は、

   大国関係――米中、中ロ、中欧 と言及した

   日本はーーー周辺環境の一角にしていた。

これは、中国外交では、「日中関係は、大国関係とみなさない」事である。

メディアはバカだから言及しない。

 

   インドは、「大隣国で文明古国」と評論しつつ周辺環境に加えている。「中国はアジア唯一の大国」の独自認識を示した。

 

  これは極めて独善的である。

  だが、中国は、この論法で国内を統治してきた。そして成功した。共産党中国の大国の論法であり国内的に成功した。

 

 

日本を含む周辺の国家

 中国は、中長期的には、

    自国の勢力圏に引き込みたいと言うことである。

 

日本は、古代、聖徳太子以来、「日出る国の天子、書を日没する国の天子に致す、恙なきや」

この精神プライドを喪失してはならない。

仲良くすることと本質的に違うことを、日本人は、子々孫々に銘記し、語り継ぎ、云い継ぎゆかねばならない。

さもなくば、未来の日本は、「中国の冊封体制下に追い込まれる。

戦後喪失した「独立自尊」の文化を継承しなくてはならぬのでありのます。

 

    平成3064

 

        鳥取木鶏会 会長 徳永圀典