徳永の「世界管見」中国の意図 平成30年6月
1対外債権高 債権から債務引いた純資産高
一位 日本 対外資産が1012兆円、27年間連続一位
二位 ドイツ 261兆円
三位 中国 204兆円
日本は超大国です。
2.世界のマネー
マネーに異変が起きている。
端緒はトランプ法人減税 関税引き上げ
アメリカ金利上昇
国際金融協会によると、先進国から新興国へ流れるマネー
は息の長い工場建設等の直接投資から証券投資に置換中。
グローバル経済の供給地に組み込まれていた新興国は、輸出と雇用拡大で急成長を遂げ先進国をも潤してきた。
アルゼンチン金利年40%に跳ね上がった。
トルコリラは過去最低まで低下。
韓国の 韓国 GМ撤退
グローバルマネーの流れが逆行しつつある。
私の関心は
中国の外貨準備は、日本と異なり債務を引いていない。
歴史的に勘繰るー
アングロサクソンのマネー操作があるのかな?と。
3. トランプ政権
日本が望みえる上限の最高の布陣である。
ポンペオ国務長官、マティス国防長官、
ボルトン安全補佐官、 シュライバー国防次官
と言うことは、これ以上の安保事態となれば、日本が国家として当然対策するべきもの。
森かけ丼ばかりの日本にその「自覚」ありや?
トランプがここを突いてくる筈である。
4. 中国の意図
間違いなく、現国際法に代わる「中国主体の国際法」を狙っている。
中国が対日態度を変更したのは
1. 大国としての地位を実力的に確立したと認識した。
2. 国際社会へ「中国流対日認識」を拡散しようとしている。--韓国とも連携し慰安婦像、孔子廟建設
3. その過程で「日本は相対化され弱小化」される。
王外相の発言でそう確信した。
中国外交を総括した王は、
大国関係――米中、中ロ、中欧 と言及した
日本はーーー周辺環境の一角にしていた。
これは、中国外交では、「日中関係は、大国関係とみなさない」事である。
メディアはバカだから言及しない。
インドは、「大隣国で文明古国」と評論しつつ周辺環境に加えている。「中国はアジア唯一の大国」の独自認識を示した。
これは極めて独善的である。
だが、中国は、この論法で国内を統治してきた。そして成功した。共産党中国の大国の論法であり国内的に成功した。
日本を含む周辺の国家
中国は、中長期的には、
自国の勢力圏に引き込みたいと言うことである。
日本は、古代、聖徳太子以来、「日出る国の天子、書を日没する国の天子に致す、恙なきや」
この精神プライドを喪失してはならない。
仲良くすることと本質的に違うことを、日本人は、子々孫々に銘記し、語り継ぎ、云い継ぎゆかねばならない。
さもなくば、未来の日本は、「中国の冊封体制下に追い込まれる。
戦後喪失した「独立自尊」の文化を継承しなくてはならぬのでありのます。
平成30年6月4日
鳥取木鶏会 会長 徳永圀典