徳永の「世界管見」  鳥取木鶏会6月例会

1.  今年の世界経済、最大の焦点は

中国「企業債務問題」でありましょう。

昨年は、中国の生産過剰がモノの世界を揺さぶった

今年は、マネーの「チャイナ・リスク」であります。

 

中国の企業債務は世界ダントツ2000兆円。

(GDP比160)

ちなみに米国は1550兆円。    (GDP比40)

 

1908年リーマンショック後債務の膨張度は、

 中国は 3.8

 米国はプラス16

 日本は、マイナス30

 中国共産党支配の「異形な金融バブル」です。

中国はリーマンショック時、60兆円をばらまき、不動産建設中心、製鉄と、モノに投資しただけ、成長とオリジナルに欠けたから今日の惨状を招いた。

中国は巨大な「合成の誤謬」が生じつつある恐ろしい空間だ、年金システムが未完成、医療保険は無い、労働者は逆立ちしても家は買えない、20年後の近未来は絶望的だ。中央政府は合理性ある経済、社会の運営が無く整合性に欠け、恣意的独裁である。これらの誤謬は必ず破綻する。中国の変化は余りに激しく、全く整合性に欠ける、恐ろしい現実が待ち受けている。

 

敗戦国「日本とドイツ」が世界最高の状態

これ事実ですね。強いものがある。背景には国民の勤勉性がある。

アメリカはまだ世界一だが、疲弊しつつある。イギリス、斜陽で中国に靡いている。フランスは小さい規模。中国、現政権は日本と戦っていない。本当は台湾の蒋介石中華民国です。ここに虚構がある。南京虐殺の大デマ同様、中国の本質的欺瞞体質。

日本が強いのは、天皇に在るとみて、日本文化を、直説法でなく、国連工作をあの手この手で日本弱体化を世界規模で韓国と組んでやっていると日本人は警戒を要する。

 

2.  国際仲介裁判所の判決が6月初め下される

それは、中国の過剰な海洋主権問題

   場合により「砲声」に繋がり得る?

アメリカの太平洋三軍のハリス司令官は、4月に

議会上院で発言した「中国とは、いつ開戦しても対応可能だ。明日でも大丈夫」と

---中国は大ショックでありましょう----

オバマが広島訪問時に、ちゃーんと体制を敷いてきているのです。

また、

トマホークという3000キロ先を正確に攻撃可能なミサイルを日本に売却を打診している。中国とロシアが最も恐れるものであります。

 

4.利と義―お金の社会学

 舛添、上に立つ者の道32ケ条、住友銀行の経営者として位置づけられる支店長になると配布されます。

支配人の心得、と共にね。舛添など、いくら学歴が高くても、頭が良くても、経歴が良くても、安岡正篤先生の哲学の骨子である

 「地位、名誉、学歴、は人間の本質的要素と全く関係ない」のであります。

 

3.  独裁的指導者輩出

米国――トランプ 中国――習、ロシアはプーチン。

フィリピンは、獰猛なドウテルテでしたね。

北朝鮮もそうです。韓国は「千年の恨の国」

隣国は成功した日本を快く思わぬ「獰猛な国ばかり」です。ヨーロッパはイスラム難民が100万単位で押し寄せて民族の求心力が高まっている。移民排斥です。他民族国家が社会を分断しているとの懸念続出。

今、ヒットラーの本がヨーロッパでは爆発的に売れているようです。

ヒットラーは

ワイマール憲法の「大統領が個人の自由の不可侵権を一時的に停止せよ」を政権の基盤にしていたのです。

 戦争など非常事態、

 経済恐慌、

 対外危機

これを例外的状態と解釈した唯一の人物が独裁者ヒットラーです。

民主主義の後に、やって来るのですね。

 

「今、世界を独裁者がリードしようとしているようです」

安倍総理は、堂々たる外交をやっている。

 

4.  万年野党に成り下がる民進党

政党支持率 7.3%、自民党39%、当然です。

共産党   5.2%

民進党は、容易に抜けられぬ「罠」にはまったようです。共産党に依存した選挙になると、共産党に飲み込まれます。

共産党は、破壊防止団体として日本の法律により監視されている団体です。

安保条約廃止を党是とする政党です。アンチビジネス政党です。中国や韓国に過度に迎合する政党です。

日本の安全の要である米国の不信を招く政党であります。その共産党も今年、幹部が国会の天皇陛下ご臨席に出席しカモフラージュをしている。

5.  日本の米軍基地 トランプ現実味

  平和ボケの試練を迎える!!!

年間6000億円支払い。

アメリカ政府の日本基地関係予算5800億円。

自主防衛には年間15500億円増―田母神氏試算

 

軍事評論家小川和久氏  今後10年間30兆円

6.  朝日新聞 押紙 公取注意

  760万部から660万部に減少した。 

     平成28年6月6 

       鳥取木鶏会 代表 徳永圀典