3. 明白簡易-言動原理を明白に
「明白簡易、この四字はこれを行う終身なるべし。 心機を役し、事端(じたん)を擾(みだ)る。 これ自ら劇網(げきもう)に投ずるなり」(呻吟語・応努)。行動は生涯に亘り明白簡易にしなさいと言う。 徒に心の働きを疲れさせて事柄の端々を疲れさせ乱れさすような言動は自分を煩雑劇という網の中に投じるようなものだと言う。以て銘すべし。