裏六甲探訪
石楠花谷遡行・地獄谷西尾根(水晶山)
当初の計画は、地獄谷西尾根を登り、水晶山からダイヤモンド・ポイント、そして三国池を廻り、杣谷を下山する予定であった。神戸電鉄の大池駅から、市街地は分かり難いのでタクシーを利用したのが間違いの元であった。
石楠花谷の入り口である、有馬グリーン・テニスクラブの下まで誘導され地獄谷登山口だといわれた。ここも、道標もなく不明確で模索しつつ結果は石楠花谷の林道に辿りついたのだが、始終不安であった。どうやら石楠花谷と現在地を特定できたのが、昭文社にあるマップの「第三堰堤」であった。ここから更に登り、次ぎの「第四堰堤」の上にあがると、行き止まりである。そして、鉄網のある横にロープがある、ここを上に上がり探すが道がない。間違えたと一旦第三堰堤に戻り、再びこの第四堰堤の片隅の草むらの中に下りの階段を見つけた。ここから谷をかなり長く遡行して、本谷を離れダイヤモンドポイントの方向に山裾を登って行く。砂利のように崩れそうな稜線で休憩。
そして更に上る、笹薮の中を進む、遂に林道に出たのが、なんと丁字が辻に近い場所、これには驚いた。目指した場所でなかった。我々はダイヤモンドポイントに出る予定であった。我々は「破線」を歩いていたのである。それにして、至る所に、又、石楠花谷の中にも、色々の道があるので実に紛らわしい。
三国石の上で食事し、懸案の「地獄谷西尾根」の稜線下山を目指す。ダイヤモンドポイントは、その昔の名残りもなく意味のないものとなつている。ここで、石楠花谷への道標も明確でない。西尾根への道標も色々探さなくては見当たらない。慎重に確認しつつ西尾根を下った。しっかりした尾根で変化もあるが、途中に色々と道があるから要注意で進んだ。そして、下山した処に立派な林道があるのだが、登山する時、ここが地獄谷西尾根の取り付きだとは分かるまい。道標もない、然し、林道の右にある取り付きの小さい道の周辺の木々に、やたらとテープとか、赤く塗ってあるのは頂けない。
然し、我々は、今日の石楠花谷遡行と「地獄谷西尾根」下山で、実に事情が明快に把握できて一石三鳥の結果を得た。それは
@.地獄谷の取り付きが明快に理解できたこと。−−有馬グリーンテニスクラブに右折する道路に入らないで、更にまっすぐ約2-3百米すすめば、道路の右手に「地獄谷入り口」の道標がある。神港高校グランドのフェンスを右にしなが進む、狭い通路を進めばよい。あとは自然と分かる。
A.地獄谷という本命目標の取り付き口が明確に把握できたこと。
B.石楠花谷の概念も正確に理解できたことである。
平成18年6月14日 快晴
ポイント | 着 | 発 | 歩行タイム | 休憩タイム | ポイント概況 | 備考 |
鳥取市 | am7:09 | 三宮着am9:25 | 地下鉄 | |||
神戸電鉄大池 | am9:50 | タクシー利用。 | 有馬グリーンテニス近く。 | |||
石楠花谷取付 | am10:07 | 道標なし、谷を渡る。 | ||||
第三堰堤 | am10:33 | 0:26 | 上述の通り。 | |||
第四堰堤 | 上述の通り。 | |||||
第五堰堤 | 上述の通り。 | |||||
稜線 | am11:50 | pm12:05 | 1:17 | 0:15 | 上述の通り。 | |
林道 | pm12:30 | 0:25 | 上述の通り。 | |||
三国岩 | pm12:45 | pm103:10 | 0:15 | 0:25 | 上述の通り。 | |
ダイヤモンドポイント | pm13:23 | pm13:30 | 0:13 | 0:07 | 上述の通り。 | 下山道を探す。 |
水晶山 710米 | pm13:37 | 0:07 | 道の通りの中にある。 | 右の地獄谷は険しそうだ。 | ||
西尾根登山口 | pm14:45 | 1:08 | しっかりしたいい道。 | |||
地獄谷登山口 | pm14:50 | 0:05 | 上の通り。 | |||
大池駅 | pm15:14 | 0:24 | タクシーの運転手に合い、地獄谷の入口を教えてあげた。 | |||
総歩行タイム 5時間7分 |
総休憩タイム 0:47 |
実歩行タイム 4:20 |