メガバンクの近況     令和元年

 

総資産

効率性(経費率)

稼ぐ力

(業務純益)

健全性

(自己資本比率)

三菱FUJ

300兆円

72

11千億円

12.2%

三井住友

210兆円

60

1兆2千億円

16.2%

みずほ

200兆円

79

4千億円

12.8%

 

 

三菱FUJとみずほの誤算をよそに、堅調なのが三井住友、

19年度を最終年とする現行の中期経営計画では、

財務目標として

ROE 自己資本利益率7-8

経費率 約61% 10% であるが既に18年度に達成した。

 

自己資本比率は16.3%3メガバンクの中では最も高い。

買収余力が極めて高い。

18年度の業務純益は11923億円と三菱FUJを上回った。

三菱UFJとの首位交代の要因は 高い効率性である。

三菱UFJは経費率が上がり続けているのに対し、三井住友は

17年度以降低下を続けている。

経費を低く抑えられたのは店舗改革による。三井との経営統合の際に、750店舗あったのを430店舗まで削減したのが大きい。店舗改革が進んでいるのです。

現在、他のメガバンクが店舗削減を加速していますが。住友は一足先に「次世代化」に着手し業務効率を進めていた・

傘下の証券会社の合併やら、傘下の地方銀行であったみなと銀行、関西アーバン銀行、三重銀行を「非連結化」してりそな銀行に売却移譲して、経費削減やら資産の減少につなげていたのでする。先見性であります。

令和元年6月     徳永日本学研究所