7月11日 任怨、分謗 その三

 学生運動などを見ておりますと、よく分かりますが、大学の先生を初め、政府の人々に至るまで、学生やこれをけしかける連中から怨まれたり謗られたりすることを恐れて、断固取り締まるどころか、何とかかんとかと意識的・無意識的にこれに迎合しようとさえする者が意外と多い。実際に取り締まるとなると難しいことはよくわかるけれども、やはりやるべきことはちゃんとやらなければ、益々徒にのさばらせるだけです。