伝習録

陽明は、書斎派の学者ではなく、社会的に行動することで、「知行合一」思想を体現したのである。

この陽明の語録と書簡を集めたのが「伝習録」である。伝習録には、知識主義、学問主義を排して、知識や学問を真に活かすためには、社会的な実践を心身かけて行うことだと説いている。