7月15日 老計学 その四

 「俺もここまでやってきたが、いよいよ定年が近づいた。自分もだいたい来るところまで来た。もうなんぼ焦ってもいかん。これからは一つ倅を立派らしよう」というふうに考える。これは一番通俗的な「知命」であります。同時に「知非」であります。