7月18日 人処藹(ひとにしょする)(にあいぜん)

 (あい)と言うのは、春になって木々が一斉に青々と伸びる、春万物の新しく栄える姿です。「人に処するに(あい)然」ということは、つまり人に対しては、いかにもその人が活き活きといい気持ちを感ぜしめられるような雰囲気を言います。人によっては、いかにもその人に接すると、いい気持ちにさせられる人と、粛然として、引き締まるような感じをさせられる人とか、いろいろあります。この(あい)然というのは、いかにも春のような気持ち、春、草木が気分よく青々と伸びる、栄える、そういう誰にもいい気持ちにさせることです。