中江藤樹は、人間を顧みた結果、

人間が人間である所以、人の心の最も大切な要素は「愛」と「敬」に在ると唱えられている。その中でも「敬」の心が重要だとされた。

愛は普遍的なもので人間ほど発達していないが動物でも持っている。

敬は「天地のために心に立つ」という高度な働きであり人間に到って初めて発達した心である。これは人間が進歩向上しようとする所に生じる心であるとされた。