徳永圀典の「歴史洞察」

米国人・ジューン・トーフル・ドレイヤー女史の著作「中華帝国と旭日帝国=日中関係の過去と未来」の粗筋を読み、徳永圀典の認識と全く同一であり、「やっとまともな論説」がアメリカ人から出たと思った。

これは未だ日本語に訳されていないが、遅きに失したが歴史的に真っ当なもので、これで「日中関係の本質」を理解する人々が増えるであろう。

要は、中華帝国の手法は前近代的であり、傲慢であり、古代の「臣下の礼」を日本に求めている共産主義中華帝国のシナ人が日本にそれを求めており、日本人がそれを拒否している構図でありまして、聖徳太子の日本人の矜持を保てるかどうかの問題である。

中国は、大東亜戦争の日本敗戦でリセットして、

文明発祥の地としての中華が、他者従属を再び求め、日本に中国従属を求めているのです。

それを日本は拒否している、当然です。これが「日中緊張関係」のルーツだとドレイヤー氏は指摘しております。

台頭する中国にここで妥協し、叩頭すれば「永遠に臣下の礼を日本人は取り続けることに繋がるもので決して容認してはなりません。ここに問題の本質が潜んでおります。

さて、中国伝統の、

現代の易姓革命を「地で行くのが歴代韓国大統領の次々の逮捕・失脚」これは韓国の国病ですね。

彼らは過去の歴史否定、それが易姓革命の大欠陥であります。だから国家の徳が生まれない。

ボヤ―としていては歴史の真実に気が付きません。哲学が必要なのです。歴史は繰り返しています。

1.   中国、韓国の反日は「父祖の時代のこと」である。それは両国が国内の矛盾を克服できぬから反日でまとめるしかない、国家の徳が欠如しています。

両国とも、歴史的に百家争鳴の国にすぎぬ。

 日本は「過去は水に流し克服し前向きに進む国民性」があるから波乱万丈の敗戦、戦後動乱を乗り越えられ今日の繁栄があります。

ついでに、ハングル文字のことに関して。

A、  戦後、韓国は漢字を全廃、ハングルのみとした。為に過去の歴史文化は誤解と曲解が日常的となった。

B、    韓国語は事物を正確に表現できない言語で科学的表現に向かないと言われる。為に、論理的、科学的思考の発達が阻害されたと言う学者もいます。

C、    書道としての美しさは「ひらがな」の由。

D、   ハングルで日本語の濁音「パピプペポ」を表音させても出来ない。ハングルの限界らしい。

E、    有名な李氏朝鮮は仏教を捨てて朱子学を国教にしています。朱子学は極端な排他性を持つと言われます。朝鮮の貴族両班(やんばん)は小中華でありながら大中華以上の中華思想を持つに至り事大一心となり、排他性が強く自己中心の優越感意識は仏教思想を潰してからと言われます。

F、    米韓同盟の危機になりつつある。新政権の煮え切らぬ態度、日米は真剣に韓国抜きの安保検討の時代、日本が150年間懸念し続けた大問題到来を予感する。

2.   現在の日本を洞察するに、

「反日勢力、メディア、過激派、反日政党―民進党、共産党の戦後最後のあがきとして反安倍内閣

 で総力を結集している」と言える。

3.   三跪九叩頭

 仏教で仏のする拝礼があります。三跪九叩頭です。

 ちなみに、ご記憶がありましょう。

沖縄 守礼門  韓国 迎恩門

中世まで沖縄も朝鮮も王様がシナの皇帝にした

一回に三回頭を地面に叩く これを三回

イギリスの外交官 乾隆帝にマカートニーが拒否

日本の副島種臣も拒否しましたね。

シナのやり方は、現代でもこれなのです。

習近平が主催の国際会議、自分は大きな広間の真ん中で待っています。一人一人ドアから入り真ん中の習近平と握手しますが、三跪九叩頭です、「現代版冊封体制」ですね。中国の本質の態度です。