真の指導者にみる八つの姿勢

安岡先生は呻吟語から真の指導者には八つの品格と風格があると指摘された。

1          泰山(たいざん)(きょう)(がく)の身

        山のように、どっしりとした姿と挙動の人。 

2.          海闊(かいかつ)天空(てんくう)の腹

        大きな包容力を持つ姿勢の人。 

3. 和風甘(わふうかん)(あう)の色

        (あたた)かく、ゆったりとした風格の人。 

4 日照(にっしょう)(げつ)(りん)の目

        明るく、輝く目の力を持っている人。 

5. 旋乾転坤(せんけんてんこん)の手

        ふっくらとして幸福を包むような手の人。 

6.          磐石砥柱(ばんじゃくしちゅう)の足

        大地にしっかりと立つ足を持つ人。 

7          臨深(りんしん)()(はく)の心

        思慮深く、細心の心を持つ人。 

8          玉潔冰(ぎょっけつひょう)(せい)の骨

        心身ともに清く済んだ骨格の人。