イギリス離脱に歴史的循環を思う 徳永圀典

BREXIT,英国離脱をつらつら洞察するに

 

1.  歴史的循環と思う。

2.  英国は、国家権力をEUから離脱したいのだ。

3.  移民問題が地域の安定を損ないその安定を取り戻したいのであろう。社会の苦しみが堪えがたいものになっていたのではあるまいか。

4.  元々、イギリスは、フランスとドイツと異なり、経済的要因で結ばれていた。

5.私は、EU崩壊への兆候と見る。何故なら、EUは野心的なものであったが、やはりドイツを盟主としフランスが支えていた。それは欧州での多年の戦争をフランスとドイツは後悔していたのだ。だがイギリスは自国通貨ポンドを放棄していなかった。現在でも国際金融市場ではウオール街を抜いて世界最大の外国為替市場である。あのパナマ文書のマネーの本拠地であります。

やかで、EUでは、イタリアが離脱追随の流れとなり得ると見る。

6.スコットランドがEU残留を望んでいるが、ロンドンよりベルリンを盟主とすることは難しいのでしないか。

7.英国は、衰亡過程かも知れぬ、原爆潜水艦の基地はスことランドにある。新聞、テレビはまだ指摘しておらぬが、北海油田は、スコットランド沖にある。

8.欧州の、冷戦時代の軍事的、政治的均衡が崩れて、ロシアの高笑いが私には聞こえるのであります。

 

果たして、どう展開するのか。

歴史的激動が始まっている。

自国の安全は自分で守らねば危ない。舛添問題で日本中が騒いでいる時に、中国潜水艦が沖縄と鹿児島の間を通過した。

習近平は、獰猛な人物、北朝鮮も死にもの狂い、韓国は恨の国、こんな近隣諸国を相手にしなくてはならぬのに、民進党は破防法対象の共産党と組み、国民の安全保障法案廃止を訴えている。

英国を見るまでもなく、国民とは、視野が狭く、国益を損じ易い、見識ある指導者が、

この歴史的動乱を、確りした「地政学」を洞察し乗鞍無くてはならぬ、将に関ケ原の、今回の参議院選挙であります。

惑わされてはなりません。

  平成2874

 鳥取木鶏会 代表 徳永圀典