秋田駒ケ岳(男岳→男女岳)→横岳→湯森山→笊森山→千沼ヶ沼乳頭山→妙之湯温泉  秋田県仙北市
多年に亘る念願の花の百名山・秋田駒ケ岳、梅雨の最中であり山頂部はガスであったが、この日、我々が乳頭山山頂に到着した15分間のみその素晴らしい全容を見せて遠来の我々をねぎらうかのようであり感動した。無数の美しい花が見られてこれ又感激の連続の一日であり大満足の縦走であった。下山した乳頭温泉もこれ又、素晴らしい温泉であり登山の疲れを癒すことを得た。平成22年7月5日

ポイント 歩行時間 休憩時間 ポイント概況 備考
7月5日 鳥取 6:09 姫路着8:14-発ひかり8:23-新大阪着8:54 新大阪発のぞみ4号9:00-東京着11:33--発こまち17号11:56
田沢湖駅 14:56 15:30 送迎あり宿着15:50
7月6日 宿 4:50
秋田駒ケ岳八合目 5:15 5:20 既に沢山の駐車あり。 曇だが山頂部はガス。花を見ては名前を思うが思い出されない、友達から都度聴いて覚える。
片倉岳 展望台 5:43 0:23 眼下の田沢湖見えず。 依然として山頂部はガス。
阿弥陀池西十字路 6:12 0:29 右折し男岳を目指す。 稜線へ登り右折する。ガス。
男岳 1623米 6:28 0:16 眼下の田沢湖見えぬ。 立派な神社に参拝。赤鳥居。
阿弥陀池西十字路 6:45 0:17 阿弥陀池側の板廊下。 思ったより広い阿弥陀池。
男女岳 
 1637.4米
7:02 7:05 0:17 0:03 ガスの中で視界なし。 道は広く実に確りしている。
阿弥陀池 避難小屋 7:15 0:10 思わぬ広い池側に小屋 きれいな小屋とトイレあり。
横岳稜線 7:28 0:13 ガスが切れて時々男女岳の姿が見える。 大焼砂方面を遠望しコマクサらしいもの見えた。愈々愉しい稜線歩きに浮き浮きする。
横岳 1585米 7:33 0:05 火山外輪山の稜線歩きは実に愉しい。いい気分だ。 晴れていればと切に思うが雨でないのが何よりと考えなおす。花が色々とあるのが嬉しい愉しい。
焼森 1551米 7:43 0:10 コマクサの写真を撮っている人がいた。 熊見平からは熊が出没するので注意しなさい言われて緊張する。
湯森山 1471.7米 8:30 8:45 0:47 0:15 ここまではすんなりの感がある。 振り返り見るが依然として駒ケ岳はガスの中。諦めた。
熊見平 宿岩 9:15 0:30 歩き難いブッシュの中の水路ばかりだ。 色々な花の名前を親友に聞きつつひたすら歩行する。
笊森山 1398米 9:50 10:05 0:35 0:15 この山は大きくゆつたりとしている。 二つくらいのなだらかな大きな山を越えるから可なり時間を要した。
千沼ヶ原 10:25 10:30 0:20 0:05 沼には熊が出るといわれるが親友は出ないから行くという。 私は鈴をじゃらじゃら鳴らして進む。ここから迂回して本道へ戻る間に大きな雪渓あり。
三叉路 10:46 0:16 乳頭山がはっきりと険しく見えた。東側の山頂部は岩山である。 乳頭山の東部山麓は、なだらかにして広い草原であり谷間には雪渓がありいい眺めである。
乳頭山 1477.5米 11:29 11:45 0:43 0:16 最後の急登を登り詰めた。写真など撮影していたら、朝からすっぽりとガスの中であった駒ケ岳が綺麗に全貌を見せ始めた。 恰も我々の山頂到着を待っていたかの様に。親友と感動すること暫し。我々は感激してシャッターを押し続けた。有難う秋田駒ケ岳。
田代岱避難小屋 12:12 12:25 0:27 0:13 このルートは黒湯ルートより優しい。登りルートに良いと思われる。 乳頭山をこちらの西から見れば本当にやさしい山容であった。
孫六温泉 13:40 13:55 1:15 0:15 この道は悪い、実に歩き難い。泥の中のようであった。
登山口にコンコンと流れ出る湧水の水場があり親友の持つタワシで靴の泥はきれいに洗い流した。
それにしても準備万端抜かりない親友に心から敬意と尊敬を捧げたい。花の知識も実に高い、また、現実に立脚した登山の行動様式、リュックの実に科学的なバック方法などなど、将に、「登山学教授」である。私は学ぶことばかりだ。有難う。
妙之湯 14:15 0:20 湯当たりするくらい堪能した。 翌朝の帰途、親友の奨めるアルパこまくさに下車して素晴らしい乳白色の温泉に満足した。ここは良い。
総時間
8:55
休憩時間
1:22
実歩行時間
7:33
総括
この日、親友から聞いた花の名前、この縦走で見た花々の名前を列挙してみる。ごく一部である。ハクサンシャジン、クロユリ、ウラジロヨウラク、シャクナゲ、タカネスミレ、ワタスゲ、ヒナザクラ、コマクサ、コケモモ、チングルマ、エゾツツジ、ミヤマダインソウ、ウツギギク、バイケイソウ、ミズバシヨウ、コイワカガミ、イワハゼ、マルバ゜シモツケソウ、ヨツバシオガマ等々。